包丁研ぎ屋さん

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先週用事があって普段あまり行かない
板橋区の大山まで行ってきた。
会場が板橋区民会館だったからだが、
終わった後に駅前の「ハッピーロード大山商店街」を歩き
そこにあった中華屋で昼食をとった。

その時に見つけたのが
包丁研ぎ屋さんだった。
いまでは靴磨き屋さんとともにあまり見かけなくなったが、
切れの悪くなった、サビが出てきた包丁を機械で
丁寧に研いでくれるありがたい存在だったはずだ。
最もいまでは包丁をあまり家事では使わなくなったことや、
セラミック製の包丁も出てきたことによる
影響も出たからかもしれない。
私は元の職場で、鮭の半身を機械で切り身に加工する前に
機械の刃に負担をかけないために、ヒレを切る作業で包丁を使ったことがあるが
作業が終わったあとに包丁を研ぐのは難しかった。
まず荒い面の砥石で刃の表面を鋭くさせる。
そして細かい面の砥石で仕上げをするのだが、
研ぎが甘かったり、やり過ぎたりすると
切れ味が悪くなったり、刃こぼれがでて異物混入を招く恐れがあるので
何度も何度も研ぎながら
確認して作業をするしかない。
まさに「習うより慣れろ」で研ぎ具合を自分で覚えるしかないのだ。
その研ぎ具合を実感する前に、人事異動で全く仕事内容が違う所へ行ったのだが
包丁研ぎの大切さを身にしみた日々だった。
あの取手の事件の犯人は、
おそらく「包丁は研ぐことが一番大切だ」ということを知らなかったと思う。
包丁を研ぐことを覚えれば
あんなことに使うことなど考えることはなかったと思うのだが。

ちなみに商店街の中の金物屋さんにも
「包丁研ぎいたします」のたて札が貼ってあった。
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