土曜日のニュースでいのちのミュージアムがオープンした
という記事を見た時、ぜひ行きたいと思った。
交通事故で家族を失った遺族たちが、刑法改正と
いのちのつながりを訴えるために、
「生命のメッセージ展」を全国各地で行っているのを
以前テレビで見たことがあり、飲酒・無免許運転などで
罪のない人間の命を奪っても業務上過失致死罪で最高でも懲役5年以下
しか判決が下されないことの矛盾さを重く考えさせられたと同時に、
亡くなった人の等身大像のような形で置いてあるのは遺された「靴」
だけを置いた「メッセンジャー」の展示はどのような形で生み出されたのか
と、ずっと気になっていたからである。
日曜日の0時半過ぎに京王線の高幡不動駅を降りて、帝京大学構内行きのバスにのる。
「百草センター」バス停で降りて、駅側の方に戻って歩くと
この看板通りに沿って歩くと、丘の上からの眺めから小学校らしき建物が見えて
2つめの看板通りに坂を下ると
百草台コミュニティセンターの看板が付いていた入口の門が見えた。
この施設は日野市立の小学校が廃校になったのを再活用して
文化と福祉の市民参加施設になったとのこと。
「いのちのミュージアム」はこのセンターの3階にあり
正面入り口から入ってくださいとのことだった。
入口でスリッパに履き替えて階段を昇ると3階の前の踊り場に
こんなメッセージがあった。
そしてミュージアムのなかへ。
中の展示をじっくり見ようかと思ったら、
「1時から0(ゼロ)からの風の上映会がありますよ」
とスタッフの人から声をかけられた。
入口に行く前に元・体育館らしき建物にそれらしい看板があったが
このミュージアムに関係していた映画だとは知らなかった。
無料だとのことで、展示を見るのを後回しにして
上映会の会場へと急いだ。(つづく)