銀座からマラソンコース沿いに歩き続けて
浅草橋駅に着いたころには、足に疲れを感じてきた。
それでも浅草まで歩けたらいいなと思い、
さらに蔵前方面へと進めた。
久月や秀月などの人形店がならぶ。
気がつけばひな祭りが近付き、それが終われば
５月には端午の節句だ。
人形店が一番忙しい時期に入る。
道では人形の展示会のビラを配っている
お店の人も見かけた。
ここでもマラソンのボランティアが最後の打ち合わせをやっていた。
途中、道路標識を見た。
「柏まで２６キロメートル」
蔵前から柏までけっこう距離があるが、
フルマラソンはその２倍の距離を走る。
参加されたランナーの皆さんには遅ればせながら
お疲れ様でしたと言いたい。
歩き続けて約３時間で、
浅草国際通りの入り口近くまでたどり着いた。
われながらよくここまで歩き続けられたと思う。
（スカイツリーも高さ６００メートルに達した。）
ごほうび替わりに芋きんで有名な満願堂で、
いもソフトを食べた。
いもの味がしっかりとソフトにマッチしていた。
日曜日の仲見世のにぎわいはあいかわらずで
押し合いへし合い状態だった。
マラソンが通過していた時間帯はもっとすごかっただろう。
言問橋あたりに行くと、
川沿いにスカイツリーを見たり写真をとったりする人たちが
ズラッとならんでいた。
いつも通りの東京風景に戻っていた。
（おわり）
