自己紹介じゃなくて他己紹介

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「なるほど、そういうことだったか。」
きのうの授業はキャリアコンサルティングだったのだが、
そんなに凝り固まったものではなく
職場社会で必要とされている基本中の基本を再認識したのだった。
「1+1=1は正しいとは思わないでしょう?
 答えは2でも3にも5にもしたいでしょう。
 それでいいんですよ。そういう努力が大切ですよ。
 ではどうすればいいか?
 仕事で大切なのは、人と人とのふれあいと支え合いなんです。
 そのためにはコミュニケーションが必要なんですね。」
そこで実践したのは、4つ(生徒22人)のグループに分かれて
なんでもいいからグループディスカッションをやって
その内容をもとにメンバーのうちの一人を紹介するということ。
「自己紹介」じゃなくて「他己紹介」を、との課題だ。
自分のグループでは最初は何を話せばいいのかわからなくて
「この訓練をうけてから得られたこと。」から話を進めたら、
近くのランチ(弁当)から
おいしい物を食べ過ぎると体重が心配になるから
ウオーキングをしようかということで、
専門店で靴やウェアを買ったけど
冬はなかなか外へ出られないこと、
そこからスポーツジムやパン教室の話、
そしてディズニーランドや旅(国内外)へと話題がひろがっていった。
テーマは自由だからということもあり、
雑談の内容から他のメンバーを紹介する結果になったが、
他のグループの発表を聴くと
内容が本当に紹介モードになってびっくり。
出身地、血液型、職歴(看護師やヘルパーなどの人が多かった)、マイブーム、
そして普段の授業から見た印象など、
みんな他のメンバーのことを深く掘り下げて知ろうとしていたのには
「こっちももうちょっと突っ込んだ話をすればよかったかな!?」とちょっと反省。
(ちなみに訓練生の男女比は4:1で女性が多い。)
ただ、いつも勉強のことしか頭に入らない毎日の中で
それ以外の話が出来たことと、メンバー同士のプロフィールを知ることが出来た
ことはとても大きかった。本当にありがたいことだった。

「うちは何が何でも就職だということはしません。むしろ
 これからのための情報やコミュニケーションを交わす時間をなるべく作っていくつもりです。
 ぜひ、残り2カ月になりましたがこんな形で一緒に勉強できる時間はないと思いますので
 有効に活用してください。」と担当講師を勤めた、校長のコメント。
本当は他の講師がやる予定だったのが、カゼでダウンしたそうだ。
おかげで訓練生全員が得をしたが、体調管理はこれからも万全に!

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