天気予報は深夜から雨が降るといっていた。
そして、朝になって雨と風が激しさを増した。
「武蔵野線は新松戸・南流山間で障害物が線路上に落ちたので運転見合わせ」
こんなニュースも飛び込んできた。
何年か前だったらパニくっていただろう。
東所沢にあった元・職場へ行くには武蔵野線が早くて乗り換えがいらない。
だが暴風雨どころか強風だけでも徐行運転どころか運転見合わせになってしまう。
こうなると職場に電話で連絡して善処策をとるしかない。
運転見合わせが新八柱でわかったら、松戸まで出て
常磐線で日暮里、山手線で池袋、そこから東武東上線で志木へ行く。
西武線で所沢へ行けば遠回りになって時間ばかりがかかってしまう。
送迎バスがなければ路線バスに乗って最寄りの停留所へ。
もうこれだけでかかる時間は２時間以上。
いつもなら１時間半以内で済むのに。
もっとも東所沢へ行く途中で見合わせになったら大変だ。
南越谷や南浦和、武蔵浦和や北朝霞ならまだ救いがある。
それ以外（まだつくばエクスプレスが開業する前）の駅だったら
運転再開するまで車内でじっと耐えなければいけない。
たとえ座っている状態だとしても。
生産管理は時間が勝負なのでそれこそ勤務時間より３０分以上前に出勤して、
引き継ぎなどの準備を行わなければ大変だ。
それこそ残業のもとになってしまう。
うつ病になって休職したときの職場は、
天王洲アイルが最寄駅だった。
人身事故が起きなければ電車が止まることはないから通勤での心配はいらなくなった。
（常磐線がおかしくなっても２時間以上もかかることはない）
しかし配達の仕事をした担当地域は高層マンションが立ち並ぶ場所だった。
今日のような天気なら雨で製品が濡れないように気を使うのはもちろん、
トラックから製品を下ろして、配達先まで風に飛ばされて倒れることが
ないようにしなければいけない。
ビルのてっぺんから吹き下ろす風は配達する人間に容赦ないプレッシャーを与える。
地下に駐車場があるマンションならいいけど、それ以外は憂鬱になる。
車の運転ができなかったことが発症のもとになったが
きょうも配達と営業を続ける人達がいる。
１年前ならこんな天気でも
以前の自分を思い出す心の余裕がなかった。
少しづつ良くなっていくきっかけを掴めたようだ。
それにしても暖かい日だ。明日以降は寒くなっていくなんて本当だろうか？
（武蔵野線は運転再開したが京葉線は運転見合わせ。ダイヤの乱れはまだ続くようだ。）
