明治生まれの貨車を復元させたい!

3日の東京新聞夕刊1面に

この記事が大きく載っていた。

三重県三岐鉄道三岐線近鉄冨田~西藤原間)

丹生川駅の近くにある鉄道貨物博物館に保存されている

鉄製貨車「テワ1」の復元を計画しているそうだ。

この貨車は1900年(明治33年)に

関西鉄道四日市工場で製造された

日本の産業の近代化を支えた立役者だそうだ。

標準的な有蓋貨車より小型だが

鋼材と技法は英国仕様で、鉄製貨車の先駆けとなる存在だとのことで

関西鉄道から1921年に茨城の竜崎鉄道(現・関東鉄道竜ヶ崎線)に渡り

太平洋戦争中にも輸送に使われ金属供出を免れ

戦後の1950年代に廃車後は

竜ヶ崎駅で倉庫として使われてきたが、

2017年に倉庫の解体でテワ1も壊されると知った

博物館の常務理事の南野哲志さん(51歳)は

「三重に戻すなら今だ」と決断し

譲り受けが認められて博物館に戻ってきたのだと。

上の写真の通り

車体のみを保存してあるため

床下の特殊な構造(バッファーが施されている)が

見ることが出来ないため

同じ型の車輪を取り付けて

車体を90cmほど持ち上げ、

来館者も床下を見ることが出来るようにしたいのだと。

大橋眼科や新聞うずみ火の時と同じように

READYFOR(レディーフォー)でクラウドファンディング

募って復元費用に充てることを決めたのだと。

また鉄道貨物博物館に行けば開館日に限り

寄付を受け付けるそうだ。

私もそうした。

地味なイメージがある貨物鉄道の歴史の生き証人に

大きな光が当たってほしい。

readyfor.jp