「いい人過ぎた」野田佳彦元首相のアベ追悼演説

政界のトップに立つには

いい人と呼ばれるよりも

多少どころか、とんでもない性悪な人間ではなければ

ダメということか。

25日に行われた野田佳彦「元首相」による

安倍晋三「元首相」追悼演説を

きのうの東京新聞の記事などで確認して

強く感じたことだった。

内容に関していえば

あれこれと並べ立てるのはもうやらない。

追悼を捧げるものだから

批判や恨み節を言うことは決してないことである。

しかし、

「再びこの議場で、言葉と言葉、魂と魂をぶつけ合い、

 火花散るような真剣勝負を戦いたかった。

 勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」というところは

さすがに私も納得がいくところがあると同時に

野田佳彦さんはアベよりも

やっぱり「いい人」なんだ。

だから消費税アップに関する

自民・公明・民主(今はもうないが)の三党合意を受け入れて

解散で敗れて総理の座を追われても

その責任を全部自分で背負い込んでしまった。

後になって立場が逆転して、

第二次安倍政権が約束を守らないことを追い込もうとして

「だましたあなたが悪いのか、だまされた私が悪いのか」とやっても

大笑いされて、バカにされても

さらに「悪夢のような民主党政権」とアベに毒づかれても

本気で政権打倒の先頭に立とうとしなかったのは、

立憲民主党の支持者の知らないところで

アベ本人からウソとも本当ともつかない対話を繰り返して

まんまと手のひらで踊らされてしまった。

それでも「いい人」だから

騙されたことに未だに気が付いていないのではないか。

野田佳彦という政治家は

安倍晋三がつくり上げた「対立」「分断」とは

真逆の存在だった。

しかしそれが首相在任わずか482日、

イギリスのトラス元首相よりも10倍だが

安倍晋三の3188日よりもかなり下だった。

民主党内の確執で小沢一郎(元幹事長)を斬って

沖縄の尖閣諸島を国有化したことで

中国の関係を悪化させた反面で

朝鮮学校も無償化を実現させ、消費税についても

増税ありき」ではなく5年ごとに税率を見直すことになっていたが

いまでは「閣議決定」とやらで簡単にアップさせているのだから

ほんとうならハラワタが煮えくり返ってもおかしくないはずだ。

しかし、党執行部に反して国葬に参列するなど

まさに「安倍晋三の盟友」と自称することをやってしまっている。

 

いい人過ぎてかえって日本の政治を悪くしているようでは

世話がない。あとに残るのはため息だけだ。

 

それにしても、地盤である千葉県船橋市の市民は

野田佳彦は元首相と知ってる人は

どれだけいるのだろうか?

誰か知ってますか?

 

 

 

 

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