流鉄流山線の「オムライス電車」(上)と猛暑で「レールが!」

以前の流鉄流山線に関するブログで

このような電車の写真を載せたことがある。

一見別々に見えるが、

じつは同じ連結で、ひとつの編成になっているのだ。

ふつうの鉄道では信じられないことだが、

この理由が先月10日の毎日新聞のWEB記事でわかったのである。

mainichi.jp

昨年の11月に「若葉号」(黄緑色の編成)が検査に入るときに

「あかぎ号」(赤の編成・写真下)と、「なの花号」(黄の編成・写真上)が

1両づつに不具合が生じたという。

このままだと残るは2編成(さくら号とオレンジ色の流星号)だけで、

平常運転は難しいことから

あかぎ号となの花号のまともな1両づつを組み合わせて

運転させることにしたのだ。

すると、

「混色の列車を走らせるのは初めてだったが、

 実際に走らせてみると、

『今しか見られない珍しい編成』

『オムライスみたい』と

 鉄道ファンや沿線住民の間で話題に。

 記念に売り出した限定500本の定規もすぐ完売した。」(記事より抜粋)

車両の修理が完了した2月以降もそのまま走らせ、

8月まで運行させる予定になっているとのこと。

4月には記念のマスキングテープも売られたというから

ちょっとしたフィーバーになっていたそうだ。

これは知らなかった。

コロナ禍でどこも鉄道会社も大変だが

「禍を転じて福と為す」となった流鉄の場合は

日頃の苦労が意外な形で報われたことは

こちらとしてもホッとした。

同じ千葉のローカル私鉄では

銚子電気鉄道が1編成が故障して運行に重大な支障を受けたが

車両を買い受けた側の部品提供や(伊予鉄道)、

元の故郷の関連会社のサポートがあって(京王車両)

1週間で直ったという喜ばしいニュースもあった。

また写真を撮りに流鉄に行かなければと思い

やっとかなったのは…。

(つづく)

shiraike.hatenablog.com

 

(追記)

きのう、流鉄流山線のレールが

猛暑で温度が上昇(なんと64℃!)したことで

ゆがみによる脱線を起こすおそれがあるということで

午後1時過ぎから2時すぎまで運転を見合わせた。

あまりにもやり切れない「暑さの被害」だった。

times.abema.tv