東電福島原発事故「刑事」裁判は株主代表訴訟の判決を採用せよ!

東京電力(東電)福島第一原発事故を巡る訴訟は

最高裁判所最高裁)が

「国には責任がない」という結論を出したため

今後は東電、特に当時の会長以下の経営陣の

責任を追及する方向へと動いているが、

29日の東京新聞社会面より。

業務上過失致死傷罪で「刑事」告訴したにも関わらず

何度も「不起訴」になり、やっと検察審査会

「不起訴不当」を勝ち得て強制起訴となったが、

東京地方裁判所(地裁)が会長、社長、副社長(当時)の3人に

無罪判決を出したことで上告した裁判について

これとは別に行われた、

東電の株主代表訴訟で同じ経営陣(元常務1名を除く)に

13兆円の損害賠償を支払えと命じた判決を採用して

弁論の再開を求める上申書を

被害者代理人弁護人が28日に東京高等裁判所に提出したという

ニュースだ。

アタマがこんがらがってしまうお話だが

片方の裁判では「当時の経営陣に事故の責任はない」と結論づけたのに

もう一方の株主代表訴訟では逆の判決が出ているのだ。

国の責任については統一見解が出されているのに

東電についてはバラバラの判決が出ている。

ならば違う裁判の結果を精査して

来年1月に予定されている判決を待ってくれ、

もう一度きちんと「不起訴不当」になった理由に目を向けてくれをいうのが

原告である事故の被害者側の大きな望みであるのだ。

どうか裁判官はこの思いを受け止めていただきたい。

みんながこの事故のほんとうの原因を知りたい。

だから生計などで(避難生活を送ると特に)

大きな負担をかけてまで

身を切る思いで控訴することを決意したのだから。

それに比べれば

当時の経営陣は13兆円くらい

借金してでも最後は東電がなんとかしてくれるから

なんとでもなるでしょ?

それとも最後は「トカゲのしっぽ切り」にするつもりでしょうか?

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