「活け造り」や「踊り食い」が「日本」でも出来なくなるのか?(経済安保法案の問題も)

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)が、

 先月、カニやロブスターなど一部の甲殻類と、

 タコ、イカなどの頭足類には

 苦痛を感じる「知覚」があるとして、

 『極端な調理法』の禁止を提言した。」

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昨年12月21日発売の日刊ゲンダイ(22日発行)、

斎藤貴男さんの連載コラムより。

この記事では上記の研究機関がイギリス政府に

動物福祉法改正案にこの提言を活かすように

動物保護団体の主張を受けた動きで

修正案が可決されたという。

これだけなら

「まあ、イギリスなら仕方がない。

 エビの活け造りやイカやタコの踊り食いは

 日本に帰ってから食べればいいんじゃないですか。」

となるだろう。

しかし、斎藤氏はこの動きは今後の日本の

「食」への影響を及ぼすかもしれないという。

すなわち日本でも活け造りや踊り食いを続ければ

コロナ禍で激化した東アジア人(日・中・韓・朝鮮)の

差別の拡大再生産を招き、

中国包囲網としての西側経済安全保障にも

利用される可能性も否定できないと。

事実、岸田内閣は経済安全保障担当大臣を新設して

この政策の法案を通常国会で成立させようとしている。

jbpress.ismedia.jp

まさかそれと引き換えに

活け造りや踊り食いを続けることを認めてほしいと

いうわけではないだろうが、

これから先、ひょっとしたら

日本人の間でもこの食文化が自らの手で

廃棄または抹殺されてもおかしくないかもしれないし、

そこまでいかなくても、

記事にもあったが中華料理にも

紹興酒での「酔っ払いエビ」があるし

韓国料理でもタコの踊り食いもある。

そこからヘイトまがいの

排除論が出てもおかしくはないだろう。

「無理に延命させても

 多数派の利益にはつながらない」とする

新自由主義の論理でモノとカネと心が動く

この世の中で

日本食が変質するなら

なぜ「和食」が世界遺産に指定されたのか。

全く意味がなくなるのだが。

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