時代の変化というのは
こういうものなのか。
自宅と最寄り駅の間にある
スーパーいなげや松戸新田店が
27年の歴史に終止符を打った。
きのう、6日の午後6時だった。
最初にいなげやが出来た時は
自宅に近いスーパーが出来たことで
家族全員が便利になってよかったと
大喜びだった。
それまでスーパーといえば
どんなに近くても新京成線の踏切を通らなければ
見つからないくらい遠い場所にあった。
それがなくなったのは大きかった。
だから母もいなげやを毎日のように通っていたのだ。
私もときどき買い物にいくときは
いなげやに迷わずに行った。
ときどき酒類の割引もあったからだ。
しかし、ゴルフ練習場の跡地にサミットを含む
ショッピングモールのようなのが自宅近くに
出来てから家族全体で動きが変わった。
親が年老いて移動距離が短いほうがいいとなると
いなげやの足が遠くなってきた。
さらにドラッグストアもその近くに出来たことや
松戸新田駅の前の踏切を挟んだ反対側に
業務スーパーが出来て
そこがテレビで取り上げたことで
みんながこっちに行くようになり
私もいなげやよりもこっちに行くことが多くなり
コロナ禍で閉店時間が繰り上げになったことも
さらに行かない理由が増えたという感じだった。
状況が変わってしまったから仕方がないといえばそれまでだが
寂しさも感じる。それは
昔のように周辺人口がさらに多くなることがあれば
まだこの店が生き延びるかもと思うが
少子高齢化のなかでそれもかなわないことかも
しれない。
最終日、どん兵衛の鴨南そばとバーリアルカロリーオフ(ビールもどき)と
ノートと100円均一の手作りパンとボスカフェオレで
精一杯買い物をして
ささやかに感謝の思いを形にした。
閉店1時間前には
多くの若者たちが店の前に集まっていた。
閉店前に何かがあるのかなと思ったが
父の誕生日祝いの鰻重を持ち帰っていたため
それ以上のことはわからずじまいだった。
27年間ありがとう、そしてご苦労様でした。