おむつ「持ち帰り」問題が深刻化

我が家では家長(父・80歳)が

トイレが間に合わない時の備えのために

紙おむつを使っている。

念のためだが、介護で使用後おむつの問題で

頭を抱えている家族が多いはずだ。

そして、子育て世帯はそれ以上

特に保育園に預けている場合は

使用後紙おむつの「持ち帰り」で苦労しているはずだ。

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先月27日発売(28日発行)の日刊ゲンダイより。

保育園で紙おむつのサブスクを展開する

「BABY JOB」社の調査によると

首都圏・関西圏の361自治体で

半数近い168自治体(47%)が

使用後紙おむつを保護者に

「持ち帰り」をさせていたという。

東京23区はゼロだが、京都府は88%、

大阪府は65%、奈良県でも64%と

おむつ処理の助成金が出ていない自治体の

持ち帰り率が高いという。

保育園で処理すれば「事業廃棄物」となって

費用がかかり、園でねん出できないから

家庭に持ち帰らせて一般用の燃えるゴミに

してくださいというわけだ。初めて知った。

 

そして介護などに使われる大人用は

2020年度の生産量は2011年度と比較して

1.5倍に増え、事業用ごみとして処理するには

費用がますます増えてくる。

公的補助を増やさないかぎり

「やってられんよ」というわけだ。

メーカーも使用後紙おむつの再生や

リサイクルの動きを進めているが

まだまだこれからの状況だとのこと。

一般社団法人NIPPON紙おむつリサイクル推進協会|使用済み紙おむつの処理について (diapers-recycle.or.jp)

使用済みおむつ、新品に ユニ・チャームが22年発売: 日本経済新聞 (nikkei.com)

 

これから先の時代は

紙おむつの使用量は確実に増えるだろう。

しかしそのリサイクルをどうするかを

自治体と企業と当事者(家族と保育園など)が

きちんと連携できるシステムをどうするかが

課題になってくるが

その議論をどう進めるのか。

そこから始めなければならないが、

困っている人同士をつなぎ合わせるところから

やらなければならない。

ここはやはり政治が

先頭をきってやってもらわなければならないが

関心をもっている議員センセイは

どれだけいるのでしょうか?

乳幼児の送迎変更、おもちゃ消毒… 保育士の負担増える一方<緊急事態再宣言へ>:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)