無事に終わって良かった。
この時間を共有できたことに感謝を。
そして少しだが生きる希望の芽が見つけることが
できたことに感謝を。
(ゼネプロ前のピアノ調律中を撮影。)
13時に会場に到着して
係になっていた席の札張り作業を行う。
間隔を空けるために重要(全席自由のため)で、
完成後はまさに市松模様になった。
ちなみに席を空けておいてくださいの札は
ブドウの実のイラストになっていて
季節感があるなと思った。よくバツ印のデザインが用いられるようだが
こっちのほうが殺風景にならなくて良い、そう思った。
練習は比較的軽く済み、
ゼネプロでは実際に立つ位置確認をしたが
本番では少しずれてしまい、
周りの方に声をかけていただいて
合唱開始。
体をすこし揺らしてリラックスさせて
声を完全に出し切った。
多少の緊張はあったが
体がガチガチにならずに済んで本当に良かった。
さて、他の演奏では
崔善愛(チェ・ソンエ)さんのピアノによる
圧巻だったが、
戸島さや野さんのバイオリンと橋爪恵一さんのクラリネットの
室内楽アンサンブルによる
「兵士の物語」も凄かった。
これを作ったと崔さんの解説。
戦争は終わっても勝った側も負けた側も
大きな傷を残すこと。これを曲に込めたのだと。
戦禍で生まれ、コロナ禍にも通じるストラヴィンスキー《兵士の物語》のメッセージ|音楽っていいなぁ、を毎日に。| Webマガジン「ONTOMO」 (ontomo-mag.com)
兵士と悪魔と、そして現実と夢と本とバイオリンと。
未来を幸せなものにするためには
すべてを実現させようと思うな、
選択はたった一つだ。
それでも人間は欲張ってしまう。
そこに悪魔が入り込む、わかっていてもやめられない。
時には楽しく時にはもの凄く、
心に入り込んでいった。
youtubeでは演奏のものばかりだったが
コンサートでは合唱団の指導でお世話になった
飯村孝夫先生の朗読風のセリフも入って
すごくわかりやすかった。
さらに「小さな空」の編曲を担当していただいた
太宰文緒さんも都立高校の教員だったことを
知って驚いた。
これだけ多くの人々に支えられたコンサートが
また来年も出来ますように。
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