日本共産党を攻撃して火だるまになった「ひるおび!」と八代英輝

もはや笑いが止まらない。

テレビの報道(?)番組が

クオリティーというものを

恥ずかしげもせず

捨ててしまったことに。

ホントウなら怒り狂うところだが

もはやお笑いだ。

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15日発売の日刊ゲンダイ(16日発行)の

ラサール石井さんの連載コラムより。

TBSテレビの「ひるおび!」で

レギュラーコメンテーターの八代英輝氏が

日本共産党(以下共産党と略)は

「党の要綱」に暴力的な革命は廃止していないと

発言して共産党側から抗議をくらって

番組が謝罪したが、当の八代氏は

閣議決定された政府見解に基づくものだと言ったことから

また識者からブーイングを喰らい

とうとう一部のスポンサーからCMを自粛(ACジャパンのに差し替え)

するというまさに「火だるま」状態で

「ひるおび」スポンサーがCM見合わせ キユーピーが対応「社内で検討した結果」...今後は未定: J-CAST ニュース

消し炭になっても炎上が止まるのを

待っている状態のようだ。

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上の写真は同日発売の東京新聞特報面

斎藤美奈子さんの「本音のコラム」。

八代発言の間違いを的確に指摘している。

まぁ国際弁護士をやっている割には

政党は「綱領」は必要で、

「要綱」が必要なのは労組・市民団体(NPO含めて)なのを知らないとは。

綱領(こうりょう)の意味 - goo国語辞書

「要綱」の意味とは?要項・要領との違いや「条例」との関係も解説 | TRANS.Biz (trans-suite.jp)

これだけでもお笑いもの(私は法学部卒・政治学専攻)だが

1956年の六全協(戦後合法化された後の共産党第六回全国協議会)で

過去の武装闘争路線を放棄したことを

八代氏は知らないのかと第一点、

そして第二点は前述の閣議決定

「共産は破防法対象団体」政府答弁書決定 鈴木宗男氏質問に - 産経ニュース (sankei.com)

こちらは6月のことだが

「政府の歴史音痴がデマと不当な評価の元凶だとしたら、

 もっと由々しき話」だと斎藤氏は八代氏のみならず、

まもなく幕を閉じるスガ政権を厳しく批判し

公党の名誉にかかわることだとして

TBSは共産党野党共闘の幹部としっかり話せる機会を

つくるべきだと。

ラサール氏も八代氏の「閣議決定」発言こそ

中立公平ではない番組づくりを「ひるおび!」がやっているとして

もう一度謝罪するのだろうかと文を結んだ。

 

もともと「ひるおび!」は

アベ政権べったりの放送内容なのは知っていたので

あまり見ていないが

共産党を批判するならもっと突っ込んだ政策論など

自民党の違いを比較して分析するなどして

まっとうな論陣を張ればいいのに

昔の古臭い保守の言ってることを真似すれば

大受けすると勘違いするようでは

もう誰もテレビを見なくなるだろう。

これで番組打ち切りになれば

さらにお笑いものだ。

なにせ八代氏と同じ妄言だったら

WEBやSNSで垂れ流し放題で

いくらだって見られるご時世なのだから。

 

ところで、

いまや「革命」ほどではないが

暴力的になっているのは

自由民主党のほうだと思いますが。

どうでしょう?

共産党巡る「ひるおび!」八代弁護士の対応、志位委員長は納得せず「虚偽発言への撤回・謝罪になっていない」 :東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

加藤官房長官の「暴力革命」発言/デマにデマを重ねるもの/志位委員長が厳しく批判 (jcp.or.jp)

八代弁護士デマ正当化/各界から批判広がる (jcp.or.jp)