先月29日深夜に日テレで見たNNNドキュメント
「学校安全の現在地~付属池田小殺傷事件から20年~」。
これを見て、外部からの襲撃者にたいする
学校側の取り組みはいかに困難を極めているかがわかった。
上の写真は死者8名をだした
大阪教育大付属池田小学校(池田小)で実際に行われた
不審者対応訓練より。
教職員全員が個々の役割を設定して、
児童に不安を与えずに不審者を確保し
避難できるようにするとともに
警察や行政機関に迅速に連絡して
保護者などに情報を確実に発信できるようにする。
この大掛かりな訓練をやっている学校は
全国にそうはないと思う。
実際に現在の同校校長は
事件の頃に赴任していた唯一の教員だ。
そういうこともあり新任の教員には
自らこの件に関することを直接研修をするなど
安全に対する意識を身につけてもらうように
努めている。
池田小には「安全科」という科目の授業があり
学校の安全対策に児童が考えて
理解できるようにすることが目的ということで
先生も生徒も積極的に意見を出し合って
授業を行っているのがわかった。
それでも他の学校がそれに追随して
やっていこうとなるとその差はやっぱり出てくる。
非常ブザー・二重施錠・さすまた(上の写真参照)・警備員など
全国的に配置が十分とはいえないと
警察庁の統計でもはっきりと出ている。
校長も事件を防ぐための策とはと質問された時に
沈思黙考した後に答えたのは
「日々の積み重ねで安全を守るしかない」と。
どこの学校も
池田小事件から教訓としてさまざまな試みが行われていると思う。
しかし、それには終わりはないことも
第三者である私も改めて知らなければならないと痛感させられた。
固く閉ざされた校門は犯罪対策の
基礎であり、ここから全てが始まることを
忘れてはいけない。
それにしてに
自民党の総裁選は
この課題も議論してくれるだろうか。
期待はできないが。
学校安全の現在地~附属池田小殺傷事件から20年~|NNNドキュメント|日本テレビ (ntv.co.jp)
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