日付が変わったが
NHKのEテレが「ハートネットTV」の
特別企画で
「#8月31日の夜に」を
夜22時から放送されたのを録画で見た。
思ったことは一つ。
「何もできない大人でごめんね!」
学校に行きたくない。
その原因は何なのか。
親も先生も理解してくれるのか。
ひょっとしたら悪いのはあなたよと全てが否定されて
全てが終ってしまうのか。
そして「死にたい」と。
そうならなくてもずっと引きこもってしまいたいと。
番組ではHPを通じて
「2021年ぼくの日記帳」を募集し、
この内容を紹介したり
SNSでの声を伝えることで
悩みやつらさを共有する企画だが、
子どもたちは生きづらい環境に置かれている。
それが否が応でも分かってきた。
私は中高年になったが、
あの頃は確かに8月31日の夜になると
憂うつになったことはある。
でも学校で友人や信頼できる先生がいたから
行きたくないということがなかった。
しかし今では担任に蔑ろにされたり
クラス全員からシカトされたり
それは耐えられないから
無理して笑顔をつくってそれが
自らの心身のバランスを崩してしまうことになるというから
「学校って何のためにあるのか?」と
疑問に感じてしまうのである。
上の写真は東京新聞22日朝刊2面より。
今年上半期(1~6月)の小中高生の自殺者数が
昨年を上回り(暫定数だが)年間最多数を上回ったと。
文科省は教師向けに児童が自殺を止めるために
「TALK」の原則で対話を行ってほしいとやっているが
周囲の大人たちもそうしてほしいと
専門家が呼び掛けている。
だが現実は厳しい。
昔ならば大人たちはたとえ血縁関係がなくとも
自分の身の回りにいる子どもたちを見つめて
時には𠮟り、時には褒めて
学校や家庭ではない
もう一つの「居場所」をつくることが出来た。
今の時代はそれがやりにくくなっているのだ。
「子ども食堂」が全国的に広まっているのも
それだけ子どもや親が経済的だけではなく
さまざまな環境面で追い詰められている証拠でもある。
ただでさえコロナ禍で
学校によっては1日はオンライン授業で2学期が始まる。
第三者の大人が
死にたいほど絶望している小中高生に
何が出来るのか。考えることは多い。
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