このブログを書く前に
「しかたなかったと言うてはいかんのです」を見た。
米軍捕虜の生体解剖を主導したという
濡れ衣を着せられたことで
死刑判決を受けた夫を
あきらめずに無罪を働きかけた妻と家族の物語だが
このドラマのモチーフになった
謎があまりにも多いまま「令和」時代を迎えてしまったと思う。
(ちなみに私の母は中学時代にこの生体解剖は石井四郎中将率いる
731部隊が関わったと教わったと話していた。)
終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」 - NHK
あの大きな戦争はこの問題を含めて
いまだに解決されていないことがたくさんある。
軍人でない人々が戦後補償を受けていないことが多いからだ。
12日の東京新聞の特報面より。
シベリアで抑留中に亡くなった方々の遺骨収集が
コロナ禍で出来なくなり、当時の実態解明が出来ないと訴える
元抑留者、
そして全国空襲被害者連絡協議会や
沖縄戦や南洋戦でPTSD(心的外傷後ストレス障害)になった方への
補償を求める声も。
記事では要求しているすべての措置の総予算額は
あの「アベノマスク」の約10分の1、
28億円に満たない数字になると指摘もあった。
「全部やっていたら国家予算に影響を及ぼす」
という官僚や政治屋の意見は
フェイクニュースというわけだ。
しかし、あの首相が沖縄県知事(前の人ですよ)に言い放った
「私は戦後生まれなので戦争中のことを言われてもわからない」
と言い訳がいえる日本人は増える一方だ。
だからこそ、8月だけでも
戦争の真実に向かい合える時間を
たくさん作るべきだと思う。
もっともいまの日本はコロナウイルスの感染拡大で
戦時中と同じ状態だ。
しかしオリンピックを目くらましにして
不自由な生活を強いられていることに
「異議あり!」といえない状態だ。
まずそこからどうにかしなけらばいけない。
くれぐれも
「新しい生活様式」という
欺瞞に慣らされてはならない。
そこから日本の第2の敗戦が
起こっているのだ。
「空襲被害者救済法」がなぜできないのか? - shiraike’s blog (hatenablog.com)
砂上の国家 満洲のスパイ戦 - プレミアムA:朝日新聞デジタル (asahi.com)