汚染水処理装置(ALPS)とコロナ14日ルールで怒るべきこと

福島第一原発事故の汚染水処理問題で

いままで知らなかった事実を、

きのう発売の日刊ゲンダイ(きょう発行分)を見て

政府のゴマカシに新たな怒りを。

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汚染水を浄化処理させるALPSが

2013年に東京電力(東電)が導入して以来

いまだに「試験運転」のままだというのが、

14日の参議院資源エネルギー調査会の場で明らかになったのだ。

日本共産党の山添拓議員の追及に

田豊原子力規制委員長(規制委)が使用前検査等の「飛ばし」を認め

本格運転についての許可は「未了」であることを認めたというのだ。

それでも規制委は「(放射性物質の核種の)除去性能の確認で運用している」と

いうのだが、これで2年後に海洋放出というのは

国民やマスコミまでも欺いて汚染を拡大させる

無責任なやり方そのものではないのか。

しかし大きな報道がないことから

結局だまされて終わりになってしまう。

オリンピックとコロナ禍で

いくらでも覆い隠せることが出来るからだ。

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そのコロナ禍について

きのうから菅首相が米バイデン大統領との首脳会談のために

日本を離れたが、

1月14日から海外の帰国者は

14日の自宅または特定の宿泊施設の「隔離(待機)」

さらに公共交通機関の不使用と位置情報の保持を

誓約させられるというルールがあるのにもかかわらず

茂木敏充外相が1月14日に中南米とアフリカを外訪から帰国、

それから4日後に国会で外交演説をやっている。

これはおかしいではないかと

都内在住の40代女性が外務省・厚労省・入国管理局に

情報開示請求をしたらなんと

出入国に関する書類が前述の機関で

「たらい回し」にされている事実が明らかになったのだ。

 

お役所仕事の典型だが

普通にマスコミが報道していれば

外務大臣が「変異種」を外遊先から帰国した時に

経由地から持ってきたのではと

疑惑問題で大騒ぎになっても不思議じゃないのに

「緊急事態宣言」騒ぎで

大きな注目を浴びることなくスルーされてしまった。

 

そして首相は帰国後にこの「14日ルール」に従うか

これも注目しなければならない。

もっとも25日投開票の3つの国会補欠選挙では

応援の依頼はまったくないし

国会での厳しい追及から逃げられるから

ルールを遵守することのメリットは大きい。

 

どっちにしても国民は政府や東電から

大いにバカにされている。

もっと怒らなければ。

【原発】“汚染水”処理で頼みの綱ALPSは8年間「試験運転」のまま!|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)

茂木外相が訪英 帰国後隔離なし、首相外遊向け前例づくりか:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

茂木外相 4日から中南米 アフリカ歴訪 中国念頭に連携強化へ | NHKニュース

sabumasa #withコロナからzeroコロナへさん (@sabumasa) / Twitter