池江璃花子選手をコロナ感染から守れ!

4日の競泳日本選手権で

100mバタフライで優勝し、

東京オリンピックの代表(400mメドレーリレー)の

代表に内定した池江璃花子選手に

マスコミは大喝采だ。

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だが、これを東京オリンピック開催の可否は

全くの別問題だと6日発売の日刊ゲンダイ

私もこの意見に同意だ。

同じ水泳でも、アーティスティックスイミング(旧・シンクロナイズドスイミング)と

オープンウォーターの最終予選を中止する意向だと

国際水泳連盟が表明している。

まぁ、ワクチン接種がうまくいってない上に

出場する選手や関係者の「ワクチンパスポート」が通用するのか、

さらに聖火リレーが一部つながらないなど

異常事態が続く中で、

この話題から開催ムードを盛り上げようと躍起になっているのはわかるが

肝心なことを忘れてはいけない。

 

それは池江璃花子選手が

仮にオリンピックが実施された場合に

感染を防げることが出来るかだ。

確かコロナウイルスは持病を持っている人は

感染からの発症に十分注意すべきだ。

そうでしたよね?

「もうこれだけ泳げているから

 心配はいらないじゃないか!」

そう思われる方も多いと思うが、

昨年の春から

数多くのプロスポーツ選手が

陽性反応で「隔離」や「療養」を強いられている。

今週に入ってから

巨人軍の主力選手に陽性反応が相次いだことで

大騒ぎになっている。

 

池江選手は2019年2月に

急性リンパ性白血病と診断され

治療を行い、12月に退院して

その翌年から徐々にトレーニングを再開させて

そこからここに至るまでわずか2年とは

まさに驚異だが、

だからこそもしも「陽性」になったら

その反動が心配になる。

 

以前NHKの特集番組で

選手としても復帰を目指す本人の姿を見たが

これらの殆どはコロナ禍前のことで

昨年の7月は開幕1年前のイベントに引っ張り出されている。

その時も元気な姿を見せて注目されたが

いまにして思えば

無観客とはいえ新国立競技場に立たせること自体に

感染リスクを関係者は誰も考えなかっただろうか。

(オンラインでも良かったのに!)

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これから正式に東京オリンピックの代表となれば

上の記事にもあるように

「本人はパリ五輪が目標と公言しているのに

 マスコミがメダル、メダルと煽り、

 日本中の期待が膨らめば、頑張り屋で

 メンタルの強い池江選手には

 大きなプレッシャーがかかる。」

その無理が感染リスクを大きくしかねないのだ。

小池百合子都知事

「ウイルスの好物は心のスキだ」と言ってるが

実際には心の隙間が空くことが

許されない人達が感染しているではないか。

 

池江選手の復活劇が本物になるには

他のスポーツ選手以上の感染対策と

心身ともに過度の負担に追い込むことがないように

周囲はいま以上の配慮を施して

マスコミもそれに協力すべきだ。

これに失敗して

岡江久美子さん(がん治療中に感染)の二の舞になることは

絶対に許してはいけないのだ。

 

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