以前書いた「3つのカレンダー」のうちの
青ヶ島酒造のカレンダーの
2月の名言はこれだった。
「少し食べ、少し飲み、そして早くから休むことだ。
これは世界的な万能薬だ。」
要するに酒を楽しみ、食を楽しみながら
夜を過ごすことは悪くはない。
しかし、度を越せば体に良くない。
食べ過ぎ、飲みすぎ、夜更かしはほどほどに。
そうすれば人生楽しみが多く得られる、
といったところか。
しかし「スーダラ節」ではないが
「わかっちゃいるけどやめられない」というのが
人間の悲しい性だ。
だからこそ、この言葉を
自戒として覚えておくことは必要なのかもしれない。
別に難しい言葉をつかっているのではないから。
でも、それが守れなかったら
自分に対して「ごめんなさい」と。
きのう菅首相の長男から一度に7万円クラスの接待をうけた
山田真貴子内閣報道官は国会の参考人招致を受け
陳謝して70万5千円分の給与を自主返納をするとのことだが
本人にとっては痛くもかゆくもないだろう。
そしたら、なんと
「農林水産省は25日、鶏卵を巡る贈収賄事件で在宅起訴された鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループの秋田善祺元代表から会食の接待を受けたとして、枝元真徹事務次官(59)ら3人を減給10分の1(1カ月)、3人を戒告や訓告とし、計6人を処分したと発表した。国家公務員倫理法に基づく倫理規程に違反したと判断した。野上浩太郎農相は閣僚給与1カ月分を自主返納する。」
総務省に続いて、
農水省も利権絡みで接待を受けたことが明るみになったことで
大急ぎで処分をしたということ。
われわれは緊急事態宣言のもとで
外食も夜の「飲み」も一定の制限がかかっている。
そしてこのためにいままで
楽しくすごしていた「時間」が奪われて
そのままになっている。
結局は否が応でも
少し食べ、少し飲み、早くから休む方向に
ならざるを得ない日常を過ごしているのだ。
その一方で悪徳な政治家と官僚は
業者からの誘いをうけて
食べすぎ飲みすぎ夜更かしをエスカレートした結果、
多くの国民の信頼を失った。
この人たちは社会を良くするための
万能薬が欲しくないようだ。
所詮は自分だけ良ければいい。
そのようだから。
でも、こんな人間たちに税金を使うようでは
私たちは本当に
「世界的な万能薬」を手にすることは
永遠にできない。
そう思えてならない。
首相長男の接待同席 山田広報官「大きな事実ではない」:朝日新聞デジタル (asahi.com)
農水省幹部6人を接待で処分 枝元次官減給、野上農相は給与1カ月返納 政権運営に打撃:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
野党、山田広報官の辞任要求 与党は擁護、厳しい声も:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
3つのカレンダー - shiraike’s blog (hatenablog.com)