こんなことが続くとは思わなかった。
コロナ禍などで1月いっぱいで閉店する
柴又の川魚料理の老舗「川甚」を見たくて
30日の土曜日、病院帰りに江戸川を越えた。
店に着くと31日まで
予約のみ受け付けているとのこと。
でも贔屓筋にちゃんと挨拶する形で
営業を終えることはとても良いこと。
まさに「有終の美」とはこのことだと思う。
そして帝釈天に戻って参道へ向かう。
その途中の垣根で見たのは、
「おばちゃん」を演じた三崎千恵子さんが寄進した跡が
残っているのを見た。
またその隣には春風亭昇太さんの師匠の
柳昇さん(故人)の名前もあった。
イベントを寅さん記念館がやっていた。
「リアル謎解きゲーム」ということで
記念館でグッズをもらってゲームをやって
記念品をもらうというもので
緊急事態宣言をうけて
普通ならば「中止」にするところを
なんと期間延長にしたのだ!
これは素晴らしいことだ。
来月7日に本当に解除されれば
楽しめる時間を待つことが出来て
参道の商店街も救われるというものだ。
なんでも自粛すればいいと思ったら大間違いなのだ。
さて、こちらは
「男はつらいよ」ゆかりの
「とらや」で昼食をとった。
映画のポスターや有名人のサインがたくさん貼ってあった中で
食べたのは「とら味噌ラーメン」と半ライス。
合わせて1040円(税込み)
梅干しの固まりのようなのは
辛みそで、好みでスープに溶かしてくださいと説明を受ける。
バッテン状の海苔とのからみが
寅さんのイメージを高めている感じ。
味はしっかりついていて
麺の盛りもよかった。満腹。
そして名物草だんごはこの店ではなく
「くるまや」のモデルになった
「髙木家老舗」へ。これでバランスが立ったと勝手に思う。
その後、駄菓子屋に寄ったあとに
柴又駅へ。
寅さん像とさくら像で記念写真を撮る人が多い。
しかし、背後の建物はやっぱり気になる。
京成電鉄が駅前の再開発で造られたそうだが
それで居酒屋や立ち食いそば屋など
昭和の雰囲気を残すものが立ち退いた(一時的だが)。
これには山田洋次監督が懸念を示し、
地元のほうからもこの辺りが
国の重要的文化的景観に指定されたことで
計画を見直すべきではという声が出たそうだ。
京成は建物の一部を見直して
駅前広場から帝釈天の参道を見渡せるようにするらしい。
そして駅のホームでは
屋根を支える柱に映画の風景を伝える写真や
名セリフなどを展示している。
柴又に来る客足はまったく途絶えることはなかった。
去年はみんな本当に自粛している雰囲気があって
店を開いているの大変だった感じがした。
しかし今年は違う。
外国語も聞こえたりして
雰囲気は柔らかくなっている。
まぁそうだろう。
政治家が平気で会食をして恥じていないし
バレたら仕方なく誤っているというところ。
ならば感染に気を付けて
楽しむときは楽しんだ方が
コロナ鬱などにならずに済むといったところだ。
こちらも息抜きが出来て良かった。
(参道にある創業二百年の老舗「川千家」にて)
寅さんの町、柴又 「昔の姿とどめて」駅前再開発に山田洋次監督が一石:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
緊急事態宣言解除直前?にぶらり旅 - shiraike’s blog (hatenablog.com)