去年に続いて緊急事態解除(?)前にまた柴又へ

こんなことが続くとは思わなかった。

コロナ禍などで1月いっぱいで閉店する

柴又の川魚料理の老舗「川甚」を見たくて

30日の土曜日、病院帰りに江戸川を越えた。

f:id:shiraike:20210130192235j:plain

店に着くと31日まで

予約のみ受け付けているとのこと。

でも贔屓筋にちゃんと挨拶する形で

営業を終えることはとても良いこと。

まさに「有終の美」とはこのことだと思う。

f:id:shiraike:20210130192553j:plain

f:id:shiraike:20210130192627j:plain

そして帝釈天に戻って参道へ向かう。

その途中の垣根で見たのは、

f:id:shiraike:20210130192755j:plain

渥美清さん、倍賞千恵子さん、そして

「おばちゃん」を演じた三崎千恵子さんが寄進した跡が

残っているのを見た。

またその隣には春風亭昇太さんの師匠の

柳昇さん(故人)の名前もあった。

帝釈天の入り口の掲示板を見ると

イベントを寅さん記念館がやっていた。

f:id:shiraike:20210130193213j:plain

「リアル謎解きゲーム」ということで

記念館でグッズをもらってゲームをやって

記念品をもらうというもので

緊急事態宣言をうけて

普通ならば「中止」にするところを

なんと期間延長にしたのだ!

これは素晴らしいことだ。

来月7日に本当に解除されれば

楽しめる時間を待つことが出来て

参道の商店街も救われるというものだ。

なんでも自粛すればいいと思ったら大間違いなのだ。

さて、こちらは

男はつらいよ」ゆかりの

「とらや」で昼食をとった。

f:id:shiraike:20210130194040j:plain

f:id:shiraike:20210130194114j:plain

映画のポスターや有名人のサインがたくさん貼ってあった中で

食べたのは「とら味噌ラーメン」と半ライス。

合わせて1040円(税込み)

f:id:shiraike:20210130194320j:plain

梅干しの固まりのようなのは

辛みそで、好みでスープに溶かしてくださいと説明を受ける。

バッテン状の海苔とのからみが

寅さんのイメージを高めている感じ。

味はしっかりついていて

麺の盛りもよかった。満腹。

そして名物草だんごはこの店ではなく

「くるまや」のモデルになった

「髙木家老舗」へ。これでバランスが立ったと勝手に思う。

その後、駄菓子屋に寄ったあとに

柴又駅へ。

f:id:shiraike:20210130194858j:plain

寅さん像とさくら像で記念写真を撮る人が多い。

しかし、背後の建物はやっぱり気になる。

京成電鉄が駅前の再開発で造られたそうだが

それで居酒屋や立ち食いそば屋など

昭和の雰囲気を残すものが立ち退いた(一時的だが)。

これには山田洋次監督が懸念を示し、

地元のほうからもこの辺りが

国の重要的文化的景観に指定されたことで

計画を見直すべきではという声が出たそうだ。

f:id:shiraike:20210130195548j:plain

f:id:shiraike:20210130195624j:plain

京成は建物の一部を見直して

駅前広場から帝釈天の参道を見渡せるようにするらしい。

そして駅のホームでは

屋根を支える柱に映画の風景を伝える写真や

名セリフなどを展示している。

f:id:shiraike:20210130200025j:plain

f:id:shiraike:20210130200057j:plain

柴又に来る客足はまったく途絶えることはなかった。

去年はみんな本当に自粛している雰囲気があって

店を開いているの大変だった感じがした。

しかし今年は違う。

外国語も聞こえたりして

雰囲気は柔らかくなっている。

まぁそうだろう。

政治家が平気で会食をして恥じていないし

バレたら仕方なく誤っているというところ。

ならば感染に気を付けて

楽しむときは楽しんだ方が

コロナ鬱などにならずに済むといったところだ。

こちらも息抜きが出来て良かった。

f:id:shiraike:20210130201058j:plain

(参道にある創業二百年の老舗「川千家」にて)

寅さんの町、柴又 「昔の姿とどめて」駅前再開発に山田洋次監督が一石:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

緊急事態宣言解除直前?にぶらり旅 - shiraike’s blog (hatenablog.com)