コロナ禍で外国人労働者は踏んだり蹴ったり(もちろん日本人も)

コロナ禍で政府は

後手後手ばかりの対応策をやっている。

これで不況を招いている。

年末年始を当て込んで「Go To」を仕掛けるも

使いづらいわ面倒くさいわ何よりも

事業者に全く配慮していない。

そして「第2波」による感染拡大で

結局停止になって

経済が回らない状態が現在まで続いている。

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写真は「新聞うずみ火」の2021年1月号。

大阪の外国人世帯(既婚・非婚問わず)が

コロナ禍による公的支援が受けられず

市民有志によるカンパで食料を提供してもらっている実情。

そして、この原因は

「夜の街」が感染源だとエビデンスがないまま

勝手に決めつけて

3度に渡る自粛要請という「強制」を行った

大阪「維新」府政と市政であると

指摘している特集記事だ。

 

もっとも大阪ばかりではない。

東京だってそうなのだ。

しかしそれはマスコミがあまり報じないので

まさに「見えないコロナ禍」なのだ。

私の職場にも

「留学生」「修習生」という

外国人労働者はいっぱいいる。

幸いにも彼ら彼女らの表情からは

苦しさがあまり出ていないのは救いではあるが、

派遣(修習先?)された職場によっては

差別同然のひどい目にあわされて

その挙句、不況で仕事がなくなったから

クビを切られるということが

たくさん出てきている。

しかも「留学」が目的でビザが出ているので

勝手に第2の職場を探すことが出来ないし、

母国へ帰りたくてもお金がないし

借金を抱えている人もいるのだ。

ちなみに「うずみ火」では

「夜の街」の飲食店などで長年働いている

外国人(在日コリアン・フィリピン人など)のことも

クローズアップしている。

 

しかし、今週始まった通常国会

新しいコロナのための特別措置法や

感染症法の「改悪」で「罰則」や「過料」を課すという

大マヌケなことを政府・与党が

導入させようとしているのだ。

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(16日の読売新聞朝刊一面より)

「政府は22日に改正案を閣議決定し、一括審議する

 『束ね法案』として国会に提出する見通し。

 2月上旬に成立させ、中旬に施行するスケジュールを

 描いている。」(きのう発売の日刊ゲンダイ一面)

 

これで大きな影響をうけるのは

「日本人」よりも「外国人」ではないかと

私は思う。

言葉や習慣や生活環境が思うようにいかない中で

自分の周辺でクラスターが発生して

何が何だかわからないまま

お上(政府・自治体)の命令に従えといっても

無理な話であるし、

もしも「日本人」が第2波が終息しないことから

「外国人」に諸悪の根源とやらを

「デマ」や「フェイクニュース」で垂れ流したら

トンデモない悲劇が起こりうる可能性が高い。

ただでさえかっては中国人による犯罪が

よくマスコミで取り上げられたのが、

いまではベトナム人の犯罪が

よくニュースで報じられるようになったのだ。

 

感染拡大を防止するには

「自粛」を強制させるための

「給付」による補償と支援が必要だ。

しかし現行憲法ではそれが出来ない。

(最近は野党もそこに触れようとしないのはおかしい)

ならば、「パチンコ店」とか「夜の街」とか

「飲食店」などを悪者扱いするような

間違った政策を止めて、

①国民全員にPCR検査を受けることが出来ること

②①で陽性になった人はインフルエンザなみの

 自宅待機が出来るために生活と医療支援の策をとり

 「予備費」10兆円の2割強を使う。

③コロナ陽性から発病、そして重症化にいたる

 疫学調査にやはり予備費の2割を使う。

ゴーマニズム宣言「コロナ論」ではないが

 コロナ感染症を「5類」にして

 どこの病院でも発症・重症化した患者を

 受け入れる態勢を予備費の残りや

 2020年度の補正予算の組み換えで行う。

 

もうこれくらい国会で議論してくれないと

2月下旬で「ステージ3」の実現は難しいし、

春になったらますます重症者と死者数の累計は

確実に増える。

感染者数も劇的に減少はしないだろう。

そうなるとオリンピックどころじゃないでしょう!

 

このブログを書き始める前に

爆笑問題田中裕二さんがくも膜下出血

救急搬送されたというニュース速報が流れた。

本人どころか家族や関係者も

緊急事態宣言下の医療施設がらみで

大変な思いをしているだろう。

しかしそれだけではない。

日本人も外国人もみんなそろって

明日も同じ不安の中で過ごさなければいけない。

これを少しでも和らげる策が欲しいのだ。

全ての政治家はそこが本当に

わかっているのだろうか?

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(18日付東京新聞の宮子あずささんの「本音のコラム」より。

 感染症法の前文にハンセン病やAIDSで起きた差別と偏見があった事実を

 今後に生かすと書いてあることから、「罰則」と「過料」はそれに反するとし、

 改悪した場合には逆に検査を避ける人が出てくる恐れがあると指摘している。)

「帰国できない」在留外国人たちの極貧生。職もなく放り出される悲惨【日刊SPA!2021年1月19日】・外国人労働者アクセス(Jアクセス) (gai-access.com)

3度の時短要請 ミナミ悲鳴 コロナ後手 外国人直撃 | うずみ火 (uzumibi.net)

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