駅伝を熱狂しているのはジジババだった⁉

箱根駅伝が終って一週間になるが、

久しぶりに日刊ゲンダイの名物コラム

松崎菊也さんの「さあさ、お立ち合い~戯作者の難癖口上~」を

取り上げたい。

「沿道での応援を自粛してください」の件が

書いてあったからだ。

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駒澤の大八木監督がずいぶんいじられた(スッキリ!などで)

「監督者からの絶叫」で実況アナが

「監督の声が箱根路にこだまします」と言ってるが

ほんとうは「おめえら中継車が邪魔だから怒鳴られてるんだよ」と

どアホ。私もテレビ中継でじっくりとその声を聞いたから

よくわかる。何でも誤魔化せると思ったら大間違い。

小涌園前名物の「ベジータ」や出場校のブラスバンド

チアリーダーはいなかったが

「沿道でスマホ構えて手を振るやつは結構いたぞ」

良く見てますよ。菊也さん。

私は選手の方しか見てなかった。

「さすがにノーマスクは見かけなかったが、

 マスクから鼻だけ出して悪目立ちするやつ」

なんとこれがジジババばかりだったと。

これは言われてみないとわからなかった!

 

要するにいまの若い者たちは

駅伝でおなじみの

母校のために汗と涙が染め抜いたタスキを

「ただ前につないで走る」ことに

全く興味をもっていないのではないと。

 

確かに、過去に箱根や伊勢路を行く

全日本大学駅伝を沿道から応援したことがあるが

応援しているのはどちらかというと

中高年層のいかにも地元に住んでる人か

OB・OGらしき人がほとんどという感じ。

 

様々な感動のドラマがたくさん入っている駅伝は

裏を解せば「根性・スポ根・自己犠牲」の物語ばかり。

でも「だいたい今の若い者は根性なしだ。

オレらの若い頃は違う。」とこの物語の生ライブを

見たさに沿道に集う。

ここからはまさに「感動をありがとう」がいっぱいだ。

そして最後に喝采、これが「ジジババの覚悟を見よ!」だ。

ま、マスクをしてるから感染なんか怖くないということで。

 

もちろん、ただ同世代をバカにするだけではない。

マスクをせずに家で酒飲んでながら見てた

自分は根性なしだと菊也さん。

私もテレビをずっと見てた。

でも若者の駅伝に関心のなさまでは

考えてなかったなぁ。

最も青山学院大の原晋監督のように

学校本位から選手本位に指導と戦略を変えて

常勝チームをつくり、

「絆大作戦」のような

みんなが注目する演出効果を出すことで

駅伝人気が復活してきた例もなる。

それでもやっぱり

中高年向きのスポーツになっちゃったのかもしれない。

 

ラソンのように

オリンピックの正式種目になれば

いいのだが、無理だろうなぁ。

リレー競技とどうしても同じように

見られちゃうからな。

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