琉球ヤギを見に生きたい

先月19日夜のテレビ東京で見た

「家、ついて行ってイイですか?」は

小笠原諸島の特集も良かったが、

それ以上に良かったのは

沖縄で地元の在来種ヤギ(山羊)を育てている

青年(今年で30歳)のことだった。

長嶺ジョン翔生さん。

お父さんはアメリカでお母さんは沖縄。

アフガニスタンに米軍の一員として

勤務したこともあるという。

 

心にダメージを受けたことで

兵役を終えた後に山羊と出会って

心が癒されたことで

本格的に飼育し始めたのだ。

f:id:shiraike:20200823203046j:plain

(取材は2018年7月6~7日)

翔生さんはヤギの研究を独自で初め、

500年以上の歴史がある

在来種の琉球ヤギが

戦後に大量に入ってきた外来種(色が白くて大きい)

に交配などで絶滅寸前にあることを知った。

そこで自ら牧場をつくって

在来種を守ることを続けている。

f:id:shiraike:20200823211231j:plain

ハーフであることで

自分はアメリカ人なのか

沖縄人(ウチナンチュ)なのかがわからない

苦しんだ過去があった。

だからこそいままで歴史があった

琉球ヤギが減り続けていること、

それに誰も関心を持たない、

これに疑問を感じた。

決して得するわけではないけれど

この選択をしたことは

自分のアイディンティティを見つけたことかもしれない。

f:id:shiraike:20200823211936j:plain

いまの翔生さんは

レンタカー会社に勤めて

ヤギ牧場を続けている。

また琉球舞踊を始めて

地域の行事などにも積極的に

参加している。

めざすは琉球ヤギを

沖縄の天然記念物に指定されること。

こんなすばらしい夢をもっている

沖縄人を地元や、それ以外からも

大きな支援が広がってほしい。

 

今度行ったときに

ヤギ牧場を見に行けたらいいなぁ。

f:id:shiraike:20200823212749j:plain

 

f:id:shiraike:20200823212527j:plain

nagaminyagi.wixsite.com