沈没家族と家族のカタチと

5月30日にCS放送でドキュメンタリー映画

「沈没家族」をやっていたので見た。

シングルマザーでも面倒をみてくれる人を集って

交代制で子どもを見てもらいながら

仕事につくための専門学校に通って

新たな生活をつくる手段を得る。

そしてこれが普通の家族を越えた

新しい共同体(コミュニティ)をつくるようになる。

そしてこの家族から

あたらしい家族のようなものが生まれて

血はつながっていないが

きょうだいのような存在が出来る。

住まいも東中野から北新宿へ。

沈没ハウス」と名前がつくようになったが

やがて今度は八丈島へ。

これまでの家族のようなものが好きで

みんなと分かれて引っ越しするのがいやだった。

そしていじめなどにもあったが

家にかえればいつも誰かがいた

沈没ハウス」のような雰囲気のなかで

救われていた。

やがてお父さん、のような存在に会いにいく。

もう22歳になった。

そこで見たものは

ありのままを認めて

お互いの立場にこだわらずに生きていくこと。

親と子、こうでなければいけないというより

このままでも

つながりがあればそれでいいじゃないということ。

「自分を産んでくれてありがとう」

「こんな家族で育ててくれてありがとう」

感謝の言葉が自然に出てきた。

なぜかうらやましく思えた。

ヘタなこだわりはいらない。

お互いを傷つけることはしなくていい。

必要以上の責任を負うことはない。

でも人として生きるための

優しさと必要最低限のルールを失ってはいけない。

それさえあれば、

もう家族のかたちは

いろいろであってもいいのではないか。

児童虐待やネグレクトなど

子どもを襲う環境の悪化が

次々と伝えられている現実があるからこそ

この家族のような存在が

あってもいいと思った。

 

そう思った翌日、

フジテレビの「ザ・ノンフィクション」で

お父さん1人でおかあさん2人、

子どもが7人の家族をやっていた。

題名は「家族のカタチ」。

最初に結婚して8か月で

別の女性を好きになったことを告白されたときに

考えた末に別れるよりも

一緒に暮らすことを選択したという。

「自分はこの男性と一緒に過ごすことが

 好きなんだということに気づいたから」

様々な葛藤がありながらも

一緒にいる時間を大切にして

自然に助け合いながら

子どもたちを大事にする。

これもまた、うらやましく思った。

家族というものは

いい意味で進化するのかもしれない

というか、そうなってほしい。

みんな、凝り固まった人間関係に

 

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