「コロナウイルス」大阪・維新の大失敗 でもマスコミは「美談」で大誤報!

おととい届いた「新聞うずみ火」の6月号。

地元(発行元が)大阪の市立十三市民病院。

突然、松井一郎市長が

「コロナ専門」にすると方針を伝えたことから

現場が大きなドタバタ状態になったことを

一面から三面まで書いている。

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酸素吸入が必要な中等症の患者をここにすると

同病院機構に伝えられたのは

「あの」非常事態宣言が出た先月14日。

しかし、院長や現場の関係者は

その日の夕方のニュースで初めてそれを知った。

そして利用している患者たちからの

問い合わせが殺到して電話が繋がらない状態が続いた。

5月1日に専門病院としての

運用開始がロードマップとして示されたことで

4月16日に初診外来と救急診療と停止し、

24日に外来診療を終えた。

そしてコロナ専門の病床を90にして

呼吸器内科の医師が中心になって

看護師らに感染防止研修を実施して

その患者の受け入れを開始した。

記事によると、1日からの1週間で

入院患者は20人ほどだが

「最前線で闘っている看護師さんは

 精神的にも限界です。

 十分なメンタルケアも提供できていません。

 家族がいる人は家族への感染リスクを考え、

 単身赴任を選択する人もいますが、

 退職した人も少なくありません。

 私自身も専門外なのでわからないことばかり。

 いつまで続くか不安です。

 (大阪)市からは、医療従事者の増員という人的支援や

 マスクや防護服などの物的支援も

 いまのところありません。

 コロナ病院にすると宣言して、

 そのまま放置されています。」

(記事より。匿名で取材に応じた医療関係者の証言)

ほかにも、

風評被害大阪府庁に寄せられた「雨がっぱ」が

来ない、さらに

大阪府が設置した

新型コロナウイルス助け合い基金」を巡って

細かな条件を設けて

10万円を支給することを

渋っていることに対して

「病院は委託や派遣で成り立っているのが

 実情。少しでもいいから職員すべてに

 『危険手当』を払ってほしい。

 コロナウイルスは(医師・看護師・その他の関係者などの)

 職業差別をしません。

 この病院に一歩足を踏み入れて働いている以上、

 同じリスクにさらされているのですから。」(前述と同じ証言)

 

それでも大阪は全国的に、

吉村洋文府知事を中心に

コロナ対策のリーダーシップに関しては

高い評価が向けられている。

なぜなのか?

それは府と大阪市政の与党

「おおさか維新の会」(日本維新の会・以下維新と略)が

地元マスコミと吉本興業をうまく利用して

自らのドタバタと失敗を

うまく隠して、

東京都を含む他の自治体に比べて

「大阪はよう頑張っているなぁ」と

印象操作に成功しているのである。

17日のフジ系「Mr.サンデー」では

松井市長が主導して

あの雨がっぱが大阪府庁にたくさん集まったことを

美談として大誤報を流し

ゲストの辻仁成氏が涙したというから

もはやマスコミは医療関係者の苦しみを、

「感謝」の言葉だけで

「取材不足による大ウソ」を隠しているとしか

思えないのだ。

(吉村知事はその後自身のTwitter

 雨がっぱで医療行為をしていないと

 正直に告白している。)

 

「松井市長が『雨ガッパを送れ』と呼びかけたり、

 吉村知事が『大阪モデル』『コロナ追跡システム』

 などを次々と打ち出すのは

 維新が公的医療を崩壊させた責任から

 目をそらすためではないのか・・・・・

 (住吉市民病院の廃止・衛生研究所の府市統合による研究の低下

  さらに人口10万人に対する病床数の大幅な減少など。)」

(記事より抜粋)

 

それでもテレビをみている人間のほとんどは

「うちの都道府県にくらべれば

 大阪のほうがいい」と錯覚するのだ。

私は大阪よりも

早い段階で検査体制を充実させて

感染を抑え込んだ

岩手県和歌山県のほうが

素晴らしいと思うし、

大阪は兵庫県京都府とともに

21日付で緊急事態宣言の解除の

恩恵を受けている。

しかし、クラスターが出ていない

パチンコ店やバー・ナイトクラブ、

またクラスターが出た以外の

ライブハウスの解除はいまだに

延期するなど

医学的根拠のない

職業差別を行っている。

 

大阪のやってる感に

決して騙されてはいけない。

 

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