コロナウイルスの政策 総括できない現実

例えば、あなた自身

もしくはあなたの家族や親族、知人が

突然37度5分の高熱が長く続くか

または味覚や嗅覚がなくなってしまって

相談を受けたら

いったいどうしますか?

政府が公表したガイドラインでは

自治体の相談ダイヤルか

帰国者・接触者相談センターに問い合わせて

その結論を聞いたうえで

次の行動に移すしか

答えようがないでしょう。

でも専門家たちは

何をどうしたらいいのかがわからず、

ただみんなが耳にタコができるほど

聞かされ続けた予防策とやらを

発表するしかない。

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8日の東京新聞こちら特報部」では

これまでのコロナウイルスの対策に関する

政策の失敗を認めて総括すべきだと

様々な検証の結果に基づいて

訴えている。

例えばPCR検査について、もしも

ダイアモンド・プリンセス号の騒動から

すぐに全国的にやっていたら

症状がないのに多数の陽性者がでて

一斉に病院に駆け込むことで

医療崩壊が起きると言われていたが

実際にはクラスター(感染集団)を特定できないまま

経路不明の感染者を野放しにすることで

ほぼ全国的な拡大を広げたので

PCRは時期尚早なのは間違いだということ。

そして専門家会議は

37度5分に関して

「3月初旬から検査拡大を要望してきた。

 ただ(中略)現有の検査リソース(資源のこと)を

 考慮し、そのソースが足りなければ、

 一つ一つ障壁を取り除き拡充すべきものだ。」として

誰かの不作為や怠慢をなじるより

複合的要因が重なったとするのが

正しいと居直った。

あくまでも自分たちの言動が悪かったと

反省しようとしていない。

さらにPCR検査が拡大されないのは

保健所などの行政機関が検査そのものを

独占するから体制そのものを増やせないという

指摘もあった。

「感染拡大初期に十分なPCR検査を

 行った国ほど、新型コロナによる死者数は

 抑えられた。」

千葉大大学院・樋坂章博教授の研究グループからの研究報告)

それでも

安倍政権はコロナの感染拡大はまだ止まっていないと

位置づけて、自らの責任問題から

とことん逃げまくるに違いないだろう。

しかし、今回の失態は

国民の半分以上が怒りの声を挙げている。

はたして非常事態宣言の解除が

いつになるかがわからないが

もしそうなった時には

ここまでの政策的な対処について

徹底的にその責任を追求すべきなのである。

でなければ

今度は私たちが感染の挙句に

犬死にすることになり兼ねないからである。

どだい高熱が4日以上続いても

医師から直接の診察が受けられないこと自体が

異常なのである。

もっとその現実に厳しく

NO!と言わなければいけない。

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