民主主義の反対は? 平和といのちと人権を!5・3憲法集会より

今年の5・3憲法集会は

コロナウイルス感染拡大のために

予定されていた有明防災公園ではなくて

国会前でyoutubeの生中継を通じて

行われた。

参加者のスピーチも

コロナウイルス絡みの内容で

いまの社会状況が憲法尊重と大きくかけ離れていることを

指摘してその危機感を訴えることが目立っていた。

その中でもっとも私の心に突き刺さったのが

ジャーナリストの堀潤さんが

語ったことだった。

「民主主義の反対は何だろうか?」

辞書で調べると、独裁や専制主義などが出てくるが

自分は「沈黙」だと思うと。

確かにそうだと思った。

これからの課題や問題に際して

どれだけ自らの頭でものを考えて

建設的に批判してそこから

将来への動きへと発展していくことが

民主主義の理想的なあり方だ。

しかし、いまコロナウイルスの影響で

心ひとつとか家にいようとか

閉鎖的な状況にみんなが流れていくことで

排他的や暴力的な思想を持ちたがるようになる。

この結果が

民主主義の破壊をもたらし

権力者の暴走を止めるためにつくられた

「立憲」をも消してしまう。

知らないうちに

選択してしまう「沈黙」に

どのように正しく抗う(あらがう)のかが

これからの日本国憲法のあり方を考えていくかを

考えるヒントになるかもしれないと

私はそう感じた。

しんどいことになるが

もう憲法違反がまかり通る世の中になってしまったのも

事実である。

考えて訴えていくことを大切にしなければならない。

未来の平和という理想を掲げた

この憲法を護るために。

 

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