コロナウイルス 心の感染を拡大させないために

きのうのブログで

コロナウイルス感染拡大で

これからも冷静な目で今後を見つめていくための

道しるべを見つけたことを書いてみたが、

すでに不安や不満の増大は

差別や分断という現象をありとあらゆるところで

起こしている。

f:id:shiraike:20200428231343j:plain

医療従事者や関係者に対する差別や

家族の中で起きるDVや児童虐待に留まらず

きょうから始まる黄金週間を

「Stay home」週間と

国や自治体が完全に強制したために

同調圧力による放火・暴行・いやがらせが

続いているというニュースがさかんに入っている。

さらに全国高校総体(インターハイ)の中止が決まったことで

高校生などが暴徒と化す恐れなども出てきた。

つまり、「人を見たら泥棒と思え」が

ますますエスカレートして

互いに監視しあうことで

心の平静が壊れてしまう恐れが

たくさんあるということだ。

f:id:shiraike:20200428232314j:plain

(上の写真を含めて、28日付東京新聞こちら特報部」より)

これに対して、

日本赤十字社は公式サイトで

新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!」という

パンフレットの中身を積極的に発信している。

「新型コロナはまだ治療法が確立されておらず、

 市民のあいだに不安が強まりやすい。

 その不安を消したいために、

 感染者らに『嫌悪するもの』とレッテルを貼り、

 遠ざけることで安心感を得ようとしている。」

(同社の災害医療統括監・丸山嘉一医師)

これが感染以外に不安からの

「差別」を巻き起こす原因になっているということだ。

 

本来ならば感染や発病を起こした人が

身近なところにいるのなら、

少しでも力になろうとする

親切な心が芽生えてくるはずである。

しかし、政府や自治体が

「2メートル以上離れてください」

「不要不急の外出を避けてください」

「うちの方(都道府県単位で)に来ないでください」

となれば、人と人との付き合いや

地域同士の結びつきが困難になることは

一か月以上前からわかっていたことではないのか。

それに対する策を怠ったのでは

これからもたくさんの混乱や

パニックが出てくることは間違いない。

それが嫌ならば、

私たちはどんな状態にあっても

他人や家族を思いやるための

心のゆとりを守らなければならないのだ。

それがダメならば

いまの政府にガンガンを

訴えていかなければならないのだ。

コロナが終息しても

結びつきや絆や

いたわりあいと優しさによる結びつきは

決して封じ込めたり

爆滅させてはいけないのだ。

shiraike.hatenablog.com

www.asahi.com

www.asahi.com

www.jrc.or.jp