祖母が去りもう十年の月日かな

そうだった。

家族から話を聞いて

改めて月日があっという間に流れていることを

実感した。

3月23日は母方の祖母の命日だったのだ。

今年で十回忌になる。

母の実家は電車でそれほどかからないことがあって

子どもの頃はよく遊びに行った。

(9月15日のブログで書いた「東京の親戚」のこと。)

お小遣いを帰りの時にもらった時は

嬉しかったが、もちろん感謝の言葉を

きちんと言うことも忘れなかった。

大人になってからは正月の時しか

足を運ばなくなったが、

80歳を過ぎても元気ぶりは変わらなくなった。

しかし、子宮がんや腰の手術などが

重なってから

認知症が出て、徘徊やせん妄などがでて

我が家でもさまざまな介護の手伝いなどを

サポートしてきた。

 

別れの時は突然だった。

電話が入り、お風呂で溺れたと聞いて

家族2名(母、姉)が駆けつけたときは

もう息を引き取っていた。

家で留守をしていた私は

家族の涙を電話口から聞いた。

いまでも忘れない。

この時初めて喪服のスーツを

近くの量販店でオーダーした。

 

せめてもの救いは

亡くなる直前に

桜が開花するところを見せてあげられたこと。

母からの言葉。

私がヘルパーの勉強をしようと思ったのは

その時だったが、

実際に資格(旧制度)を取得したのは

2年後の6月だった。

 

今年もお彼岸を迎える。

しかし新型コロナウイルス騒動のおかげで

お墓参りがままならない。

人が少ないと不安だし、

多すぎると感染の危険性があるかもしれない。

(おおきな霊園の中にあるので)

こんなことになるとは

だれが想像しただろうか。

 

桜は週末に満開を迎えた。

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(自宅近くにて、22日撮影。)

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