東京五輪延期よりも「あいちトリエンナーレ」一転補助金交付のほうが

やれやれだ。

24日深夜になって

日本政府が同意したことで

東京オリンピックパラリンピック

開催が1年程度「延期」になるようである。

意地でも中止にしないのは

「セコイ」としか言いようがない。

こんなに世界中がコロナウイルスでやられまくっているようでは

1年たっても同じじゃないでしょうか?

冷静な頭でもわかることですよ。

チケットの払い戻しがしたくないのでしょう。

あ、選手の気持ちになってみろなんて

ナシですよ。今回このようになったのは

選手や指導者、そして各競技団体が

「7月開催なんてありえない!」と

訴えたことからですよ。お忘れなく。

 

さて、スポーツから文化の話に。

文化庁は二十三日、

 愛知県が昨年開いた国際芸術祭

『あいちトリエンナーレ』に対して

 いったん全額不交付と決めた補助金を、

 一部減額して交付すると発表した。」

東京新聞の朝刊一面にこれが載っていて

驚いた。

安倍政権のままでは全面不交付のままで

終わるだろうとおもったからだ。

記事を読むと、愛知県のほうが

文化庁に「一部交付を受けたい」という意向を伝えたという。

先月のことである。

そして今月19日、減額した金額で補助金を再申請することと、

重大な懸念を申告しなかったことについて遺憾の意を示し、

今後の改善を表明したことから、文化庁は交付を決定し

減額分は愛知県が決め、

展示会場の安全や事業の円滑な運営に関連する経費の分だと。

ずいぶんわからないことで決まったもんだなと思うのだが、

結局は愛知県が本気で国を相手に裁判を起こして、

「表現の不自由展・その後」と憲法が保障する

「言論・表現・思想の自由」が蒸し返されることを

国が恐れたのではないかと感じる。

(愛知県の大村知事は訴訟を見送る意向を示した。)

しかし、言論の暴力によるテロ行為で「表現の不自由展・その後」が

一時中止に追い込まれたのに、

「安全や事業の円滑な運営を脅かすような重大な懸念があったのに、

 県から事前に報告がなかった」というのは

それはないでしょうに。

もしも事前に報告していたら

まちがいなく文化庁のことだから

「中止しろ!しなければ補助金は出さない!」

となっていたのは間違いないでしょう。

芸術監督を務めた津田大介さんや

その他の関係者たちは

交付されたことに安堵や評価の声があった半面で、

これからも中止に追い込まれた問題を

さらに考えていかなければいけないと

いう思いも口にした。

その通りだと思う。

そうでなくても

オリンピックに関しては

同調圧力」が開催へ向けての

正しい判断を遠ざけるようにしてしまった。

表現の自由は決して

国家権力の意のままにコントロールされることを

許してはならない。

 

 

本当の自由は

決してカネでは買えない。

メダルと同じなのだ。

 

 

www.tokyo-np.co.jp

www.asahi.com