3月7日に「さよなら原発・市川パレード」の
集会と出発地点になるはずだった、
市川市の大洲防災公園。
中止になったのはここに着いてからなので
無駄足になってしまったのだが、
少し回りを見てみると、
参考になることがある。
この日は土曜日、
コロナウイルスの感染予防ということで、
市内の学校や教育文化施設が休館していることから
多くの子ども連れがたくさん来ていて
寒いのにもかかわらず、
遊んだりスポーツをやったりして
休日を楽しんでいる風景があったことに
こちらもホッとする思いだ。
狭い空間でずっと過ごしていると
ウイルスよりもストレスが貯まりかねないから
こうしたほうが一番いいだろう。
さて「防災公園」ということだけあって、
入口のすぐ右には大きな備蓄倉庫が目立っていた。
もしもの時にすぐ必要な物資を出すことが出来るというのは
非常によい位置になっている。
この倉庫の後ろには急病診療所、そして表にある
消防署(出張所)と繋がっている。
無駄が全くない。
近くの案内図を見ると、
ベンチが調理用の「かまど」になったり
ピクニック広場の地下が貯水槽になったり、
床を上げて便槽を出して
非常用トイレが設営できる仕掛けもある。
さらにテントを張れるバーゴラが多目的広場に置かれている。
本当なら日本中の運動公園がそういう備えがあるのが
一番いいのになと思えてならない。
どうしても災害時の避難場所といえば
「体育館」を連想してしまうので
もう少し発想を変えない限りは
このような公園が増えることはないのかもしれない。
ここは昭和初期に競馬場があったそうだ。
江戸川や東京湾に近い場所だからこそ
防災意識を高くしているわけだが
なるべくこの施設がフル稼働しないことを
祈らずにはいられない。
去年はこの地区も豪雨が襲ってきたのだから。
10分ほどして
本八幡駅行きのバスが来たので
じっくりと見て回ることができなかったが
また今度ということで。
東電本店前行動に合流するため、
都内へと急いで移動した。
(この後のことは、3月8日のブログで。)