75年前も今も変わらない 「ウソつき政治」に振り回される日本の「国民」

新型コロナウイルスで安倍首相が

新たな緊急措置法をつくると

国会で言っている。

それに乗って

日本人はこのウイルスとの闘いに勝つなどと

首相をヨイショする与党の議員がいる。

いつからこのウイルスと

「戦争」することを決めたのだろうか?

いま大事なことはウイルスの感染を防ぐことと

心と体の調和を保つことが重要で、

むしろ人によっては花粉症のほうが大変じゃないのか。

水際対策に失敗して

適切な隔離と検査体制をおろそかにしたばかりに

日本国民がいやでも応でも

冷静になれない状態になってしまったのだ。

この原因をつくったのは

「ウソつき」が操るいまの政治にある。

まちがいはない。

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きのうの東京新聞朝刊「こちら特報部」は

3月10日の東京都平和の日にちなんで

75年前のこの日に起こった

東京大空襲における当時の政治のウソを取り上げている。

あの戦争が始まる前の1940年に焼夷弾に対する

防空実験を実施して、

普通の家屋よりも防火設備を改修させた家屋なら

全焼が免れるという

当たり前の結果に誰もが注目したという。

ではみんながそういう風にしたのかというと

決してそうではなく、

戦局の悪化で空襲が激しくなると

「消せば消せる焼夷弾!」と

「必勝の信念」をみんなが持って一致団結すれば

どんな焼夷火災でも消し止めることが出来るといった

「精神論」が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)するようになった。

もうその頃には不安を感じることも

疑問を思うことも許されない

同調圧力が完全に日本中を支配した。

それが東京大空襲で多くの死者、犠牲者を出した

最大の理由だ。

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アメリカ軍があの時に落としまくった焼夷弾

小さな焼夷弾を束ねた大きな焼夷弾が高度1000m前後で散開し

家の瓦屋根を突き破ったあとの約5秒後に破裂して

中のガソリンが燃えて火災を起こす仕組みになっていて

1943年5月にソルトレークシティー南西の実験場で

日本家屋を再現した標的で試した成果を実践したという事実がある。

これでは水をいくらかけても消せるわけがないし、

物不足の中でバケツやひしゃくなどが手に入らないのでは

集団の消火行動は無理だろう。

それでも精神論を貫いたのは

戦意高揚を掲げたメンツと

人口流出(東京などの大都市から)による

軍需生産の低下を避けるためだということだった。

新型コロナウイルスへの政府の対応は、

 焼夷弾への備えと似て、

 目的と手段が整合していない。

 政権維持を図り、目立つ政策を小出しにするのは、

 日本軍が壊滅したガダルカナル島での

 『戦力の随次投入』を想起させる。

 政府が国民を守らないところには、

 共通した構造的な問題がある。」

出来もしないこと、もしくは的外れなことを

吹聴させて、そして事が大きくなると

守るべき国民(市民)にその尻拭いをさせるかのように

仕向けるやり方はまさに大迷惑そのものだ。

私たちはコロナウイルスと闘うことはない。

闘うべきは私たちを騙し続ける

今の内閣と政府。

そしてそれらを補完する権力の巣窟なのだ。

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