白塗りでも黒塗りでもない世界で、巨悪は笑う!?

きょうの東京新聞の一面は

クルーズ船の方から新たにコロナウイルス

感染者が出たというニュースが大きく見出しで。

その隣にあったのは「黒塗り」。

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昨年10月に安倍首相が海上自衛隊の中東派遣を検討した後、

2つの掃海艇(母艦「ぶんご」と「たかしま」)を

米国主催の国際海上訓練に参加させたときに

10月24日午前6時過ぎから午後10時過ぎまでの

航海日誌の記述が黒塗りで共産党に提供された。

この間「ホルムズ海峡に入る」「ホルムズ海峡を出る」の記載があるが

その時刻や前後の動きは黒塗りのために

イラン革命防衛隊の艦船に追尾されていたのではないか」と、

10日の衆議院予算委員会

同党の穀田恵二氏が質問した。

しかし河野太郎防衛相は

「今後の任務遂行、安全確保に支障が生じるので

 不開示としている。」と答えた。

ヘタに内容を明かしてしまえば

いま派遣をしている状態が

「安全ではない」ということで

調査・分析なんて嘘だということがバレてしまうということだ。

しかし、日本船籍のタンカーを守るためなら

正直に黒塗りなしで開示したほうが

説得力があるはずである。

でもやっぱり野党に突っ込まれるのが

イヤだから「黒塗り」で誤魔化すのだ。

(派遣の範囲にホルムズ海峡がなくても)

結局、南スーダンのときもそうだったが

自衛隊の積極的な海外派遣は

集団的自衛権の行使を利用して

日本国憲法の改悪へと突き進む

追い風になる。

それを阻止されたくないだけなのだ。

自衛隊が犠牲を負うことなんて関係ない、

責任を持とうとしない巨悪の政治だ。

「顔を洗って出直して来い!」

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(同紙2面より。新型コロナウイルス騒動に乗じて緊急事態条項で改憲

 進めることに反対する肢体障害者が緊急声明を発表した。)

次は「桜を見る会」を巡って

招待する推薦者名簿の部署名を「白塗り」で

国会で提出した一件だ。

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北村誠吾地方創生担当大臣は

内閣府が提出するときに「白塗り加工」した件は

公文書管理法違反にはならないと強調。

白塗り後に別の文書を

同法や公文書管理のガイドラインに沿って

保存するとしたが、

誤って書きこんだのを「訂正する」ために

白塗りして訂正したわけじゃないでしょう?

当然ながら

「北村氏の答弁を突き詰めたら

 白塗りの資料を出したい放題になる。」

(無所属の山井和則議員が記者団に)

また推薦者名簿の保存期間について質問したら、

同法の施行令から全く別の条項を挙げ

「7日の答弁とは違う」と指摘されて

おわびして訂正。

さらに誰が保存期間を決めるのかと聞かれて

存在しない「文書管理課」という部署名を出して

さらに突っ込まれると慌てて

「文書管理者」と訂正し、

発音が悪くて申し訳ないと謝罪。

当然「辞職すべきだ」と野党側。

本人はあくまでも居座る構えだが

頭の中身まで「白塗り」してしまった大臣こそ

究極の税金の無駄遣いといってもいいだろう。

当然ながらこんな人物を遠隔操作しているのは

内閣総理大臣であることは間違いない。

 

きょうの題名は

日テレ系の日曜ドラマ

「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」を

もじってみたが

なかなかじっくり見ている機会がない。

日曜の夜はけっこう早く寝てしまうからだ。

最終回まで何とか見直そうと思う。

忘れることなく。

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