災害食「そうだ!普通のポリ袋でもいいんだ!」

阪神淡路大震災から25年を迎えた

17日のNHKテレビのごごナマを録画して見た。

あの時の地震と火災でも全壊しなかった、

長田区の二葉小学校(当時)が

いまでは

市民が防災について学べて、

住民たちが自主的に活動できる場所に

なったことや、

10年前に震災の絵を描いた人たちが

いま、どんな形で表現しているのだろうか

を長田区で展示されていることや

気仙沼の業者が物産展をきっかけに、

30年前、神戸で出会った人から

おいしいたい焼きを通じての交流が

震災で死別し、東日本大震災で自身のたい焼き屋も

挫折するところを機械が残ったことから

再生へ向けて動き出していること。

そして小学生たちを交えて

防災クイズをやったり

いろいろな企画があった2時間だったが

一番参考になったのが、

防災食の作り方だった。

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これまで私は

市の社会福祉協議会赤十字奉仕団の

災害ボランティア講座や訓練などで

何度も災害食の試食をしてきたが

基本になったのは

自治体単位などで備蓄している

アルファ米」とそれに付属する

専用の袋などによる

湯煎(ゆせん)による調理法だった。

しかしこの日は

防災クッキングアドバイザーで

阪神淡路大震災の被災者でもある

鈴木佳世子さんが

さらに手軽な方法を教えてくれた。

上の写真にあるのは

スーパーでももらえる

普通のポリ袋だった。

先の熊本地震のときには

「自炊支援」の方法を教えた実績があるという

鈴木さんは

災害1か月後を想定して

食事の事情から

炭水化物の過多とビタミン不足による

極端な栄養不足の陥りがでてくる。

とくに子どもたちにその影響が出ていることから

「身近なものを活用して、ゴミがたくさん出ることがない」

方法を考えた。

それはポリ袋に焼きそばと乾燥野菜と

ソース(乾燥)を入れて

大さじ2杯の水をいれ、

すこし空気を入れて袋をねじって

シャカシャカを強く振る。

うまく混じったところで

湯煎にかけて温めればできあがり。

あとでコーン缶やツナ缶、

そしてマヨネーズをアレンジすればいいのだそうだ。

これならみんなで作れるし

子どもも好んで食べることができる。

またパックの牛乳(常温保存可能品)を使って

冷蔵庫に残っている卵と砂糖を

ポリ袋に入れて湯煎で温めれば

プリンをつくることも出来る。

その時は中火で温めれば

栖が出来ることがないのだそうだ。

これまで教わっていない食事の方法が

できることはとてもいいことだと思った。

仮設住宅が出来るなどで

避難所生活から抜け出せるには

1か月どころか

3か月もかかる場合もある。

それまでに食の事情が不自由ならば

必ず心身がすさんでしまう。

それを解消していくための

アレンジがこれからも求められるはずだ。

さまざまなアイデアを今後も

求めていきたい。

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