LGBTという言葉

昨日みた松浦大悟氏のツイッター(@GOGOdai5)で、これからLBGTの番組に出ると美容院の店員に言ったらこと「LBGTって何ですか?」と聞かれたことから
この言葉が普及していると思っているのはマスコミだけで、じつは全く人口に膾炙していない(一般に知られていないと?)ということで、
難しい英語はやめて日本語にすべきだと思うと書いてあった。これに対して私はこう返信した。
「すでにあるじゃん。ゲイ・ホモ・オカマ・同性愛・性同一性障害・レズ・百合族薔薇族などなど、そう呼ばれるのがいやだからLBGTにしたんじゃないの?」
確かにLGBTという言葉は複数の単語を一つにまとめて略語にしているからこれを説明しようとすると
わかりづらい面もあると同時に、自分の性について知ってもらうための手段としての言葉として考えなければならない。
この英語の4文字は差別用語として扱われた歴史がある。しかしそれを使わなければ自分自身のアイディンティティを
伝えることが出来ない。カミングアウトすることが出来ない。それならば表現手段を変えて新たな言語を創ることが虐げられることなく
傷つけられることなくわかってもらえることが一番に望ましいことではないか。
しかし現実は厳しい。当事者にならなければ(家族・友人・恋人など)この言葉と向かい合うことがないまま
日常を生きる人が多い。だからこそ流行語大賞にノミネートされなくても良いから
広くLGBTを知るための何かを考えることができないだろうかと思う。
ちなみに松浦氏の最新のツイートを見たら
「秋田でおじいちゃんおばあちゃんに聞いてもLGBTなんてほとんど誰も知りませんよ。20年近くも使い続けて結局定着しなかったということは、日本人には合わない言葉だったのではないでしょうかねえ。」
嘆いてる暇があったら自分で新しい言葉を考えてくださいよ。それでも政治家なのかね。