「家、ついて行ってイイですか?」で50年ぶりの帰郷へ

27日放送の「家、ついて行ってイイですか?」の

3時間スペシャルでは

もう一つ記録しておきたいことがあった。

平井駅近くの銭湯からついていった人は

北海道の出身。実家は農業だったが

本人が後を継ごうかと思う前に

廃業したための

上京して、営業などさまざまな仕事を重ねて

家庭を持ち子宝にも恵まれて

幸せな余生を送るはずが、

信頼していた人に自宅の権利を抵当に

お金を投資してしまい、

バブル崩壊で持ち逃げされて一家離散。

今では小さなアパートでの一人暮らし。

その故郷の話をしたのだが、

その土地の写真がないとのことで

取材をする必要があり、

それならとその人、

畠山さん(68歳)も誘って

50年ぶりの帰郷が実現した。

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北海道留萌郡小平町の達布地区から

砂寒別と呼ばれた集落に実家があった。

しかし達布も炭鉱があったころに比べると

かってあった施設や商店などがなくなっていて

寂しさばかりの風景になってしまった。

中学時代の友人に再会して

途中車で実家のあった場所の近くまで。

そこで見たものは

全てが自然に戻った姿だった。

畠山さんの父親は

開拓者としてここで生活の地を創り

そして時代の激しい流れに飲み込まれてしまった。

そして畠山さんも自分のしたことは

故郷の自分を知る人に

とても顔向けできないと思っていたから

帰郷はできなかった。

しかし実家付近をみて

さらに変わってしまった故郷の姿を見終えた

畠山さんの表情は

悲しみや悔しさよりも

何か達観したものを見つけたように感じる。

きっと故郷の歴史とともに

自らの歴史を振り返り、

たとえ苦しいこと悲しいことがあっても

故郷は自分の心をやさしく受け入れたのではないかと。

そして最後に感謝を。

本当に良かったですね。

どうか体に気を付けて。

あんまり頑張りすぎなくてもいいのですよ。

 

余談だが

中曾根康弘が29日に101歳で

亡くなったというニュースが。

ネトウヨもこんな政治家を

知らないのが多いと思う。

ま、そういうこと。

 

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