本当なら行きたいのだが、
仕事の都合で行けないのが辛い。
幕張メッセで18日から開催されている
武器見本市「DSEI JAPAN」だ。
といっても見本市を見に行くのではなく
抗議行動に参加したいのだ。
(TBSテレビの「あさチャン!」にて、以下同じ)
日本はこれまで「武器輸出三原則」で
国際紛争を起こしている国や
旧共産圏または国連決議で輸出が許されない国に
武器等の輸出が禁止されてきた
だが、20日に最長政権となる安倍内閣のもとで
この原則が撤廃されて「防衛装備移転三原則」のもとで
輸出が原則解禁になり、
2015年には横浜で武器展示会が開かれるようになり
ついに大掛かりな武器見本市が今年行われることになったのだ。
(イスラエルが開発したミサイル誘導システム「SPIKE ER 2」の解説。
今回の武器見本市の出展で各国から注目されている。)
「国際的な産業競争力の低下が深刻になり、
禁断の領域に手を突っ込んだ印象。
ただ、武器輸出の分野だけ競争力があるわけではない。
日本の産業の現状はもっと厳しく、
政府の思考そのものが遅れている。」
(金子勝・立教大学大学院特任教授 東京新聞19日社会面より)
日本のモノづくりは大きな停滞を強いられているどころか
気が付いたら、中国や韓国などに
競争力であっという間に追い抜かされて
これなら国際競争力で一番だというものがなくなっている
それは事実である。
だからといって防衛装備品なら
海外で引く手あまたなのかと疑問に思ったが
輸出が禁止されていた最新の「武器」が
やっと売れたことがメリットになっているとのこと。
(川崎重工業の最新鋭 P-1 固定翼哨戒機)
しかしこれらがエスカレートすれば
本来望まない相手に武器が渡ってしまうことになる。
事実、中東のテロ勢力(イスラム国など)が
情報も流れている。
ひょっとしたら自国の防衛装備品が
自らの生命と財産を脅かす未来が
訪れるかもしれないのだ。
そうなる前に反対の声を挙げなければいけないのだ。
きょう20日もメッセ前で抗議が行われる予定だ。
「憲法の平和主義に照らし合わせ、いかなる
武器の売買も日本国内で行われてほしくない。
『死の商人』はいらない。」
(ママの会メンバー・金光理恵さん 東京新聞の記事より)