愛知から川崎、そしてウイーンも「表現の自由」で圧力が

あいちトリエンナーレが終わったら

川崎の「しんゆり映画祭」で

「主戦場」(ミキ・デザキ監督)の上演が中止に

なるという騒動が起きて

結局最終日の夜に再開されたものの、

川崎市が主催者側に共催者として「難色を示した」

ことが理由だというから、

行政側の理不尽極まりない「検閲」と「圧力」が止まらないことに

強い憤りを感じた。

そうしたら今度は

日本とオーストリアの国交150年記念事業から

「ジャパン・アンリミテッド」という芸術展が

公認から外されたというニュースが飛び込んできた。

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大使館は展示全体が公認の認定要件に当たらないからと

コメントを出しているが、

取り消したのは開催から約一か月経ってから。

なぜ始まる前に取り消さなかったのか?

「あいち」と同じように

ネトウヨが騒ぎ立て、「電凸」攻撃を行い自民党の議員が「追及する」

ツイッターでさらに脅しをかけ外務省に照会するなどして

行政側へ「忖度」と「萎縮」へと追い詰めた。

そのために日数と時間がかかったのだから

呆れてものが言えない。

しかも外務省の言い訳には

「もともと省として、共催や後援、交付金を出していない。

(中略)展示は続いており、表現の自由を狭めている

 わけではない。」と。

だったらネトウヨや長尾敬や大西宏幸代議士の

言い分を無視すればいいのであって、

実際に展示が行われてから内容を調査したこと自体

「典型的なお役所仕事」そのものだし

これからこのようなことが続いたら

日本の芸能・文化はますます

政権に慮ったものばかりに偏ることが

必至である。

「欧州の感覚では(展示作品は)無害だと思う。

 ポーランドハンガリー同様、

 日本でも検閲が強まっていると感じた。」

(芸術展の学芸員共同通信の取材に答えた。日刊ゲンダイより)

「国際社会では経済を含めて、海外の日本に対する

 期待値が下がりつつある状況下で、

 日本の市民や官僚、政治家が

 『別にもう先進国と言われなくていいよと、

 ある種の開き直りがあるようにも見える。」

(東京大・明戸隆浩特任助教授のコメント。東京新聞より)

内向きのヘイトクライム

日本にとって最大の恥さらしになっていることに

もっと関心を向けなければならない。

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