9月21日のJNN報道特集より

f:id:shiraike:20190921211839j:plain

番組の最初から見れなかったが、

今後のために9月21日のTBSでやっていた

報道特集」で気になった点を残すことにした。

金平茂紀キャスター(以下・金平):

長期評価についてこういう判断が下されるとの予想は?

島崎邦彦東大名誉教授(以下・島崎):

よくそこまで言ってくれますねと。

客観的な信頼性も具体的な証拠もあります。

どこを読んでいるのかあの人(東京地裁・永渕健一裁判長)は。

実際の事実から物事をまとめているわけではない。

逆ですね。結論ありきから

それに有効な証拠を集めているとしか思えない。

 

f:id:shiraike:20190921213413j:plain

(番組では島崎氏は原発の再稼働について審査する

 原子力規制委員会の委員長代理を務めたと注釈。

 その後に判決文に長期評価が複数の専門家の間で

 根拠が不十分ではないとの見方があるという詳述に触れて)

島崎:信頼性がないあるいは異論があると言っている人。

その人と東電の関係がわからなければ

「信頼性ない」との意見の信頼性(が)わからない。

f:id:shiraike:20190921213934j:plain

島崎:ある人は「本当に原子力村というのはどこにでもいるんだ」と

日本全国あまねくいて支配しているんだと。

(その中の一つに土木学会を挙げて)

島崎:電力会社で原発津波担当社員が

(土木学会の)委員に入っている、

中立性どころじゃない。

金平:ですよね。

島崎:身内です、自分が言う通りになるところに

おろしただけですよ。

結果は見え見えです。

(公判では新たな事実として

 東京電力の担当者が、長期評価への対応をさまざまな学者に

 相談した際の詳細なやりとりがあったことで

 「長期評価を否定することはかなり難しい」と

 考えたことが明らかとなった。)

島崎:難しいと考えていたその一つ、

東電内のメールとかしっかりした事実が

明らかになった、東電が何を送っていたということで

全容がまだ明らかではないと思うが一部が分かってきた。

 

島崎氏は地震学の権威として規制委員会のメンバーに

なりながら途中で交代させられ、

その後に電力業界に近いメンバーが入っている。

いわば真相究明を最後まで果たせずに

蚊帳の外に置かれてしまったが、

強制起訴による公判が行われたことについては

高く評価しているようだった。

あとは控訴するかどうかが気になるが、

その後の映像で、飯館村の長泥行政区は

環境省による汚染土の再利用プラントが

姿を現したと伝えた。

住民にとっては苦渋の決断であるが、

鴨原良友区長は

「(原発事故から)8年になるので

 ある程度は覚悟というか

 心に妥協がある」と。

また「再生事業は夢も希望もあるが

 どんな風に変わるのか、不安も正直すこしある」

とも語った。

判決は予想通りとしながらも

「全員無罪みたいに言われるとちょっと

がっかりというの、気落ちしちゃうよな。」

それでも、

「今は東電が悪いとか、国が悪いという

 そういう問題ではないと思うのよ。

 復興に対して住民が納得できるような方向に

 持っていってもらいたいなと。」

 

報道特集の内容についてきちんと記録しなければ

ならないと思ったのは以上の通りだった。

また番組では元東電幹部の証言で

やはり津波に対する安全対策などについて

社内ではタブー視されていて

とても口に出来るようではなかったという

ことも伝えられた。

事故の原因については決して勝手な結論を出さずに

あらゆる方向からの検証がこれからも

求められることに変わりはない。

blogos.com

josen.env.go.jp

ameblo.jp

toyokeizai.net