台風15号通過で猛暑 だからこそ高齢者のエアコン対策について

台風15号はきのうの朝5時頃に

千葉市に上陸して大規模な被害をもたらした。

特に、停電と成田空港での足止めが

ネットなどでたくさんニュースとして伝えられた。

(テレビのワイドショーは相変わらず嫌韓中心の報道だったが。)

午前中に東北へ通過した後は

一気に気温が上がって蒸し暑くなり

エアコンがフル稼働したが、

停電がすぐに復旧しない世帯はとてもきつかったはずだ。

そのエアコンの操作に関して

8月26日の東京新聞特報面の「本音のコラム」で

看護師の宮子かずささんが注目すべき指摘をした。

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宮子さんは訪問介護などを専門に仕事をしているが、

夏に注意すべきこととして熱中症対策。

自宅にいてもエアコンを使用しないと

たちまち異常事態になる恐れがあるからだが、

「あっても使わない」という人が減った半面で

そのリモコンの使い勝手が思わぬ問題を

引き起こしているとのこと。

最も多いのが温度設定。

エアコンを入れたが

全然涼しくないと怒ったのでで見てみたら、

32度だったとの話。

また別の例では

過って「暖房」モードになっていたとのことも。

私たちからみれば

笑い話にもなるが、高齢者からすれば

すぐにスイッチを入れても

なかなか涼しくならないと

リモコンのあちこちをいじくることで

意図的とは違った操作で

間違った設定になってしまう。

何が何だかわからずにいじくり回すことに

気が付かないというわけだ。

リモコンはなるべくシンプルなもの。

電源のオン・オフだけが表に出ているタイプが良いと思うと

宮子さんはそう書いていたが、

最近は様々なモードのスイッチが入っている機種が

当たり前になっている。

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この場合はそのスイッチ(ボタン)にカバーがあれば

誤作動を防ぐために

テープで止める方法もあると。

新しいエアコンを入れた場合にはどうしても

きめ細かい作動をするためにたくさんのスイッチがあることが多い。

あらかじめ冷房(冬なら暖房)で温度設定をしたうえで

電源スイッチ以外が触らないようにすることを

介護、またそれに近いことをする側が仕掛けたほうがいい。

そこまでやらないと、使う側が苦労を強いられて

逆にエアコンを使わないという

最悪の選択をするかもしれない。

それだけは絶対に避けなければならないことだ。

9月9日、東京など関東地方は

最高気温は35度を超えた。

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