れいわ新選組舩後靖彦議員 首相と面会

きのうの読売新聞の首相動静に

「午前11時50分 れいわ新選組舩後靖彦参議院議員」と

面会したと書いてあったので

何の話をしたのだろうかと思ったら、

東京新聞の同日付けの朝刊3面で

詳しく伝えていた。

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首相とは2003年からメールのやりとりを通じての交流があったとのことで

「人生何が起きるか本当にわからない。

 重度障害者が社会参加できる社会を目指す思いでやってきた私は、

 首相と同じ国会議員になった」と感慨を伝え、

首相には「ALS患者を含め、それぞれの能力に応じて

思う存分に社会参加できる社会をつくることは私の願いだ。」

と、介助者を通じて訴えたとのこと。

また、法の下の平等を定めた憲法14条や

生存権を保障した憲法25条にも触れて

「理念を実現するために頑張っていく。

 政党は違うが、お互いに切磋琢磨したい。」と呼びかけ

首相は「頑張ってください」と激励したという。

(同席者による証言で)

さて、写真ではこの記事だけでなく、

障害を持つ子の母親である自民党

野田聖子衆議院予算委員長のインタビューも載せた。

この記事で野田氏は

24時間人工呼吸器をつけている人が国会議員になったのは

まさに仰天動地であり、れいわの2人より

軽度の障害者には大きな風穴を開けてくれたと評価した。

そして、障害者を

守る人が減ってきた時代の変化の中で

障がいがあっても働いて自立しようという人たちが

国を支える納税者になれる道を模索しなければならないと。

バリアフリー化が進んで

様々な障害がある人でも働ける機会が増えているものの

その能力に応じて評価された報酬と環境の中で

働いている人が依然として少ないのは

「労働」と「福祉」という見えない壁の中で

障がいを持つ人が右往左往している状態が

見えないというのが最大の原因。

舩後さんと木村英子さんの当選は

その見えない壁を国民全員に

見える化」させたわけだが

これからは分かったフリをしていた

国会議員や役人、記者が自分の眼で二人を

見て接して訓練することで、

心根が変わってくれたらうれしいと。

そして今回、介護費用の負担(参議院が出した)

などの制度改革は政権与党が率先してやるものだったと

指摘した上で、今の制度を盾に文句をつけることは

やめてほしいと。

そして制度面の議論は当事者同士ではなく、

大多数で化学反応を起こしてほしいと。

野田氏自身もダイバーシティ

インクルージョン(全員参加)などの

議員連盟を通じてじわじわと一人一人が

替わってくれる活動に取り組みたいとしているが、

本当にこれらの議員制度改革は

超党派でやるべきことだし、

国会が変わることで

健常者と障がいを持つ人が共に良いところが

評価できる職場環境に変えていかなければならない。

ところで昨日の野党合同ヒアリングに

れいわの議員が出ていなかったことが問題だとする

ツイッターの書き込みがあったが、

こういう時こそ、他の野党はれいわの議員及び関係者が

質疑応答が出来るように

党派を超えて配慮すべきではないのでしょうか?

「オレがオレが」「ワタシがワタシが」では

バリアフリーでも自公与党に先んじられてしまいますよ!

(以下、ツイッターより)

 

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