風と雨のあいだに

14日から台風10号の影響もあってか

雨が降ったかと思ったらやんで

晴れた天気に戻ったり

その繰り返しの中で、

どうも落ち着かない終戦記念日を迎えることになった。

朝にCS放送で映画

流れる星は生きている

藤原てい氏の原作の話は家族から

ずいぶん聞かされていた。

満州中国東北部)からの引き揚げは

地獄を極めたが、本当に苦しい思いをしたのは

この後のことだったことが理解できる。

夫がシベリアから帰ってくるまで

母子寮で暮らしながら

仕事を探し続ける。

里子の話が出ても

離れ離れになるのがいやだと

子供が家出をしてまで抵抗する。

引き揚げ者の中でも

成り上がって同じ境遇の人を

食い物にしようとする。

それ以外にもだ。

「引き揚げ者をバカにするんじゃないよ!」

怒りの声が。

しかし愛する人々が帰る姿に希望の光が。

戦争で起きた事実はよく知られていることが

多いことと

全く知らないことの両面があると思う。

これらの記憶が風化することなく

語り伝えられるために

何をどうすればいいのか。

これからも問い続けなければならないし

関心をさらに強めなければと感じる。

台風は四国から中国地方を通過。

西日本にまた大きな影響をもたらした。

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