17日深夜はNHK・Eテレで映画「ひろしま」

昨年、松戸市民会館で自主上映会があった。

そこで見た時の衝撃は大きかった。

こんなにリアルに近い

原爆投下後の広島を実写で再現したこと。

まだ戦争が終わって10年も経っていないのに

これだけ物凄い映画をつくることができたことに

驚き、そこには

戦争と核兵器を絶対に許してはならない

という強い訴えが込められていることが

ビシビシとこちらに伝わった。

10日深夜の「ETV特集」。

(いま、このブログを公開した時に再放送中。)

まだGHQの占領下で原爆の悲惨さを伝えることが

検閲で出来なかった頃、

子供たちの作文なら大丈夫だろうと

証言を集めて手記にまとめ、

その中の一人が日教組の集会で

「映画をつくってください」と訴えた。

資金カンパが集まり、スタッフやキャストも

当時一流の人々が集まった。

市民も自主的に協力して

実に8万8千人。

最後のシーンでは2万人の市民がエキストラに。

これだけの熱意があって作られた映画であるにも

かかわらず、

反米を思わせるシーンがあることで

大手の配給会社が公開に及び腰になり

細々と自主公開で続くも

その存在が地元の人々が忘れられていた。

しかしスタッフのご子息や親族、

さらにこの映画に共感した市民たちの手で

デジタルマスター化され、

オリバーストーン監督も絶賛。

「この映画が絶対に見てほしい」

そしてNHK・Eテレが放送へ。

はだしのゲン」よりも

あの時のヒロシマを伝え続けたこの一本を

できるだけ多くの人たちに見てほしい。

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