参院選終えて 野党共闘で解散風を自ら吹かせろ

昨日の読売新聞に興味深い記事があった。独自の試算で衆議院総選挙に今回の参院選の数字を当てはめて見ると、
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自民・公明は2017年に次いで300議席は取れないものの
日本維新の会が現有11議席から33議席へと大幅に躍進して
引き続き改憲勢力が全議席の3分の2を維持するとのことだった。
(立民国民共産社民などは129、
れいわ新選組は5議席
そしてこの記事の隣には
立民・国民が3年前の議席を下回る
当選者しか出なかったことで
今回勝った無所属候補者の引抜きで主導権争いが激化するかも
との記事があった。
はっきりいって
こんなことをしている場合ではないだろう。
立民の枝野代表は5党1会派による連立政権構想に前向きになっていると別の新聞で伝えているが、
ならば野党第一党争いという
小さな対立をやめて
立民・国民で統一会派をつくり、
連立政権を目指して
政策的な擦り合わせを始めるべきだ。
そうすれば自民による
国民会派の切り崩しを
阻止して、勝手な憲法改悪を
止めることが出来る。
そして早くも噂される
秋の臨時国会でのサプライズ
解散で逆に
野党が主導権を握ることが
出来るはずだ。
先月末の通常国会会期末では、
野党側が議席が減るのを恐れて
内閣不信任決議案を出せなかった。
しかし、今から総選挙へ
向けて野党共闘を整える動きを
加速すれば、
安倍内閣は消費税、ホルムズ海峡、そして日米貿易交渉で追い詰められる可能性が高い。
このタイミングで解散風を
野党から強く吹かせればいい。
うまくいけば、れいわを含めた野党勢力が自公3分の2をぶっ壊すことが決して不可能ではないはずだ。
大切なのは参院選の結果に満足しないことと、
有権者は強い野党を望んでいることだ。
無意味なことで対立せずに
大きな枠内で1つになり
対決する。
国民はそういうわかりやすい政治をなにより願っているはずだ。

(その後)
国民民主党玉木雄一郎代表が
「私ね、生まれ変わりました」と
改憲論議に積極的な姿勢を
ネット番組の出演中に発言して、
その後自身のツイッター
慌てて釈明した一件があった。
その一方で、れいわ新選組山本太郎代表は
立民などの野党共闘
解散総選挙を戦う意欲を
選挙後の街頭記者会見などで発言をしている。
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