盛り上がりを欠き投票率が低くなりそうだが
市民レベルで選挙に関心を持つための
政策に関するアンケートを行ったり、
候補者に直接対話をするなど試みをやっていることが多い。
それがネットで検索すると
いろいろな回答(新聞にも載っているが)が出ていて
参考材料になることがあることから
活用してほしい。
私のところに届いたメールの中から
みらい子育てネットワーク(miraco)という(Change.org経由で)
市民団体からのアンケート結果が送られてきた。
各候補者と政党に質問した結果が
検索できるようになっていて
すべてというわけではないが、
地元の千葉選挙区では日本共産党新人の
浅野ふみ子候補のみがアンケートに応じた。
以下、その内容を転載する。
Q1 今年 10 月から幼児教育・保育の「無償化」が実施されます。一方、待機児童や保育士不足など「保育の質と量」の 問題が解決していない中での無償化の導入は時期尚早という声もあります。財源に限りがある中で、これらの問題に 対して今後どのように予算配分すべきとお考えですか。
無償化の予算規模 拡大すべき
保育の質と量の予算規模 拡大すべき
補足コメント
「幼児教育・保育の無償化と認可保育所の大幅増設するためには約8千億円必要ですが、税金の使い方を変えれば政府がすすめる消費税増税に頼らなくても可能です。」
Q2 待機児童解消に向けた「保育の受け皿」の確保への対策として、あなたが政策として最も優先すべきと考えるものを お答えください。
「保育の受け皿」の確保への対策は? 保育士の確保のための政策(を最優先)
補足コメント
「保育の給与は全産業平均よりも10万円も低くなっていることや業務量の多さ、時間外労働などによって辞めていくことの原因ともなっています。保育士の賃金の引き上げをまず行うことが必要です。」
Q3 保育の量と質の確保のために、保育士不足の解消は急務と言われています。保育士不足の解消としてあなたが最 も優先すべきと考える施策についてお聞かせください。
保育士不足の解消施策は? (月5万円以上の大幅な処遇改善(が最優先)
Q4 男性の育休取得率は 6.16% に止まる中、男性の育休 " 義務化 " に関する議論が、国会議員・メディア・市民の間で巻 き起こっています。従業員から手を挙げる現在の制度ではなく、企業から従業員へ働きかける形で、従業員は希望 すれば育休を取らない選択もできる『企業に対する " 義務化 " 』について、賛成ですか ? 反対ですか ?
賛成
補足コメント
「育休制度の周知、代替要員の配置や育休取得による不利益の禁止など職場の理解を促進していくことが必要です。」
Q5 下記の「子ども・子育て政策」で、あなたがより積極的に取り組みたいものは何ですか ?
子どもの貧困対策は? 学校給食の無償化
安心して子どもを預けるための施策は? 保育士と児童数の配置基準見直し
産前・産後の支援は? 出産費用の全額無償化
乳幼児の防災対策は? 避難所の授乳室・親子エリアの設置義務
放課後児童クラブの充実は? 学童保育の人員配置基準
(有資格者を含め複数人を必須する)廃止の見直し
補足コメント
「子育て・出産の負担軽減は家計を応援すると共に、貧困から子どもを守り、教育の機会を保障することに繋がります。」
Q6 その他、「子育て政策」において上記の設問以外で推進したい政策がありましたら、お聞かせください。
「子どもの医療費無料化を国の制度にすることです。国の制度として就学前までの所得制限なく無料化することで自治体独自の制度をさらに前進させることができるからです。」
これがすべての結果だが、ほかの候補者のアンケート結果がなく
比較できないのが残念だ。
しかし子育て政策に積極的に取り組む浅野候補の姿勢がよくわかっただけでも
収穫になる。
期日前投票で一票を投じて間違いはなかった。本当に良かった。