6月16日 川崎にて

先週日曜日の16日、久しぶりに川崎に行った。

といってもJRの川崎駅周辺ではなく、

まず溝の口駅から送迎バスに乗って

KSP(かながわサイエンスパーク)の中のホテルで

行われた伊勢さつきさんの出版記念パーティーへ。

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(写真小さな花束を持っている女性が伊勢さつきさん。前を歩く2人のちびっ子は

 ひ孫さん達!)

伊勢さんとの出会いは2016年末の「新聞うずみ火」東京忘年会で

ご一緒してお話を聞いたことをきっかけで

東京横浜大空襲などの口演を記録したブックレットをいただき

年賀状などで近況を伝えるなどして、今回の招待状をいただいたのだった。

83歳とは思えぬエネルギッシュな活躍で

朗読会や執筆や日本作家クラブなどの同人活動など

マルチな活動を繰り広げているのだから

ただ驚くばかりだ。(若い世代代表で私もスピーチの場に立ったけど)

この日は地元かながわの民話と「唐人お吉」の口演を

なんと休憩なしで40分、しかもマイクなしでも実に

声は明瞭かつ情景描写が豊かな語り口で演じきったから

もう拍手しかない。こちらも元気をいただいた。

3冊目となる新刊「ウグイス嬢の波乱万丈人生物語」

これからじっくり読ませていただきます。

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この後、パーティーに届いた花束をいただいて南武線に乗り

登戸へ。5月28日におきた児童殺傷事件の現場に行く。

花束を捧げて手を合わせる。歩道は狭くとても逃げられる

スペースが少ない。なにげない路地で突如恐怖が襲いかかった

この一件はもはやニュースやワイドショーでも取り上げなくなった。

しかし「引きこもり」の誤解や偏見は広がるばかりで

解決へ向けて社会が大きく動く気配がない。

もう少し、普通に生きていることが

どんなに奇跡的でかつ恐怖と狂気が背中合わせにあることを

考えてくれないだろうか。誰だって

自分より弱い人間を襲うことなどありえないはずだ。

それに向かわせる本当の原因とは何かということを

もっと見つめなければいけない。

この事件だって今の乱れきった社会への大きなSOSだと

私はそう思えてならないのだ。

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