読売新聞「安倍ンジャーズ」は「おべんちゃらーズ」だった。

きのう7日の読売新聞4面「政なび」では

じつに滑稽きわまりないことが書いてあった。

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日本が今後もアメリカの属国となるセレモニーとなった

先週6月3日の海上自衛隊護衛艦「かが」の

安倍首相とトランプ米大統領の視察の一部始終。

甲板に降り立った両氏は艦載ヘリコプターを昇降させる

巨大なエレベーターに乗って格納庫に姿を見せた光景は

アベンジャーズみたいだ」と会場の関係者から

そういう感想から漏れたそうだ。

世界的なヒットを続けるアメリカの人気映画に例えたそうだが

よくわからない(もともと興味を持たなかった)ので

記事を読み続けると、要するに日本周辺の東アジア情勢は

安全保障上の懸念は簡単に消えない、

映画のように日米両首脳が超人的能力を持つヒーローに

なって対処できるわけもない(当たり前だ)。

逆にトランプ氏が自国の利益のために

同盟国(違う!中国だろ!)との衝突も辞さない

(avenge=制裁)となったら国際社会が警戒する。

だからトランプ氏がおかしな方向に進まぬように

安倍首相に対する各国の期待が大きくなると

記事ではそう結論づけている。

アベンジャーズよりも『安倍ンジャーズ』と呼ぶ方が

 ふさわしい、そんな気がする光景だった。

 (北村友啓)」

正直いってこの記者の頭は大丈夫なのかと心配になる。

以前のブログで書いた通り、先月26日に

来日2日目でトランプ大統領は日米貿易交渉において

農業と牛肉で自国に優位な数字を出すことを暴露した。

7月の参院選が終わったら楽しみにしてほしいと

自分のツイッターに書き込んでいるのだから

もはや同盟国の利益を無視して

自国ファ―ストにまい進しているが

我が国の政府は全く抗議をしていない。

ましてや朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)が中距離ミサイル(飛翔体)

実験を再開したというのに

自分は全く影響がないと同盟国に対する配慮のかけらもない。

拉致問題についても家族会との対話をしたが

それ以上のことはなにもやっていない。

結局あの「来日ショー」は安倍内閣のためにやったことであり

日本国民がトランプ大統領を怒らせないように

単なるご機嫌とりに付き合わされただけなのだ。

実際その後に来日したフィリピンのドゥテルテ大統領

マレーシアのマハティール首相はトランプ大統領よりも

日本の国益につながる外交行為を積極的にやったのに

マスコミは全く話題にしなかった。

結局、あの時「かが」にいた日本人全員、

そう読売新聞記者もそろって

「安倍ンジャーズ」ならぬ

安倍に「おべんちゃらーズ」だったのだ。

だから滑稽きわまりないのだ。

vpoint.jp

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