5月25日の松戸の都市農業振興計画に関する講演とトークの会
が終わり、本当ならば参加した全員で江戸川沿いに広がる
矢切耕地をウオーキングする予定だったが、
気温が下がらないので中止になり、自主的に行きたい人は
歩きに行ってくることになった。
私はひとり会場の市民活動サポートセンターから県道沿いを
南下して「酒のビックボス矢切店」から矢切神社に入り、
案内版通りに庚申塚へ向かい、いったん野菊苑に立ち寄り
ここから江戸川を見て写真を撮るも逆光のため
うまく写らず削除。さらに矢切の渡し方向へ
歩くとここはもうのんびりとしながらも
トラクターが走り、耕し、田植えが終わったばかりの
耕地の風景が当たり前のように広がっている。
斜面緑地という言葉をトークで知った。この地区は地形が独特で
松戸の矢切地区はまだ斜面の先は農地に向いた平地があり、
市川に近づくにつれてこの斜面が川に直接接するような地形となっている。
だからここは都市農業にとっての貴重な場所といっても良い。
以前行った時はお花畑が目立っていたが、
いまは特産品の矢切ねぎの他に、キャベツや枝豆、なすや
大麦の畑も見ることが出来た。
ただ「野菊のような人」の石碑がある橋は雑草がぼうぼうで
移動するのはほとんど車と、観光には今一つ整備がされていないような
印象があった。もう夕方とあって京成バスの矢切の渡し停留所
の案内所「野菊の蔵」も早々に閉まっていたことから
旧矢切高校近くから松戸駅行きのバスに乗ろうと
河川敷沿いに歩いたが、結局乗り遅れて
最後は松戸駅までそのまま歩き続けるはめになってしまった。
そして旧矢切高校近くには
いかにも産廃か建設残土らしきものがおいてある場所を見かけた。
ここまで来ると外環道も見える。
このあたりに物流倉庫や道の駅など公園を整備するとか言っているが
こんなものはいらない。今まで通りの風景があれば
観光・産業・文化などの面で約に立つことがいっぱいあるだろうに。
なにげない農地でもいまや東京に近い所では
これだけの広さは貴重だ。あとは市民全体がこの矢切の耕地の
良さにどれだけ気が付いてくれるかなのだから。