「虹色のえんぴつ」さあ本番へ

5月9日の読売新聞の千葉・東葛面に

東葛合唱団「はるかぜ」の30周年記念コンサートに

関する記者会見の記事が載った。

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練習の取材は4月23日にみのり台市民センターでやっていたのを知っているが、

29日の最後の練習の時にもらったニュース(プリント)で、

市役所の中の記者クラブで25日に会見があったことを知った。

正団員が11人参加して抱負を語ったと同時に

はるかぜと音楽劇(ミュージカル)のことや、今回の「虹色のえんぴつ」の

内容について詳しく報じられた。

特にこの劇では正団員約40名と地域団員(新たに)60名を募って、

途中経過では70名以上だということはわかっていたが、

自主夜間中学(自主夜中)の校歌(作詩山中恒・作曲池辺晋一郎)では

同中の生徒や市立「みらい分校」の教員も加わって

総勢百数十人での合唱になるとのこと。

実は自主夜中の生徒2名が音楽劇の練習に

「地域団員」として最初から参加していて、

体や心が思い通りにならない中でもできる範囲で

合唱に参加していることにみんなが感謝して、

共に素晴らしい舞台をつくろうという思いに

つながった。

さらに記事では合唱曲すべての詩を手掛けた

大門(おおかど)高子さんが団長の太田幸子さんの依頼を快諾して

「音楽や踊りを通じて、戦争を語り継ぎ、学ぶことの大切さを

 伝えたい」と来場を呼び掛けたとの記述もあり、

その戦後の影響で自分の名前を書けなかった初老の男性を

演じる「真ちゃん」こと田中真一さんのコメントもあった。

「文字が書けないことを隠すため、手に包帯をまいて生きてきた

 男性が、夜間中学での学びを通じて人生を豊かにしていく姿

 を見てほしい」

本番ではその思いを込めた曲を田中さんがソロで歌い、一部を合唱で

盛り上げる予定だ。(写真の後方一番左が本人)

また記事には書いていないが、公立の夜間中学の設置を訴える

講演会のチラシで「憲法26条 教育の権利」が入っていること

など、劇と歌を楽しみながら

夜間中学のことを知って考えてもらえることが

いっぱいだと思う。たくさんの人たちに来てもらいたい。

森のホール21の大ホール、開演は14時半(開場は13時半)。

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